吉本男前ランキング2011に思う事
(追記しました)
せか果てのレポが途中なのですが吉本男前ランキング2011が発表になったので少し思うところを‥
マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 04月号 [雑誌]
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とおっしゃるピュアでクールな方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえ、このランキングはシビアにビジネスに関連しているのです…
男前トップ3
- 「ライブスタンドボーイズ」としてライブスタンドのPR要員に。
- 各種テレビ取材や記者会見。イベントへの出演。
- 情報・バラエティ系番組(ブランチやめざまし、スッキリなど)へのPR出演。
- ライブスタンドDVDで密着取材VTRが特典映像として付く
YOSHIMOTO presents LIVE STAND 2010 男前祭り?草食系DISC? [DVD]
- 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
- 発売日: 2010/10/13
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YOSHIMOTO presents LIVE STAND 2010 男前祭り?肉食系DISC? [DVD]
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- マンスリー等で特別大きく取扱い。個別インタビューやグラビア、座談会記事など
- 各種男前グッズ(うちわ、下敷き、クリアファイル、タオル、キーホルダー、お面など)作成
- 男前写真集で大きく取扱い(甲冑、スーツ)
- 作者: 奥本昭久,神戸健太郎
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2010/07/21
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- ライブスタンドでの男前イベント出演(ステージ出演やブースでの握手会等)
- ライブスタンド前売り特典ブロマイド
トップ3は段違い。TVやイベントなどで露出が増え、雑誌取材記事なども多々あります。
男前ランキング自体が各種メディアで取り上げられているので知名度アップ。
男前トップ10
- マンスリー等で大きく取扱い。グラビア取材。
- 各種男前グッズ(うちわ、下敷き、クリアファイル、タオル、キーホルダー、お面など)作成
- 男前写真集で大きく取扱い(甲冑、スーツ)
- ライブスタンドでの男前イベント出演(ステージ出演やブースでの握手会等)
- ライブスタンド前売り特典ブロマイド
10位までが、まぁ普通に男前ランキング要員。グッズなどが作成され、キャーキャー言われて「人気者なんだねー」という領域。虎視眈々と翌年のトップ3を狙う位置です。
男前トップ20
- マンスリーで顔写真とコメント掲載
- 男前写真集に何カットか掲載
- 男前DVDに数ショット掲載
- ライブスタンドでの男前イベント出演(ステージ出演やブースでの握手会等)
- ライブスタンド前売り特典ブロマイド
かろうじて「男前」と扱われる範囲。イベント出演があったりブロマイドが作ってもらえるのはここまでです。
男前20位〜50位
- マンスリーに顔写真掲載
その他特になし。イマイチ扱いに困る微妙な男前、ということがネタになる位置。
男前の仕事は主にライブスタンド関連になりますが、ある意味AKB総選挙と似たような影響力を持っています。かなりガンガンPRに使われるので相応の露出効果が期待できます。ニコニコ動画やYoutubeにも男前を使ったPR動画が投稿され、これがそこそこの知名度アピール効果。
実際のランク入りの効果としては(ブサイク方面となりますが)、今年ブサイク殿堂入りした家城さん。昨年ブサイク芸人としてかなりフィーチャーされた結果、昨年一昨年のテレビ出演は年に2,3本でしたが、今年は1月2月だけで既に10本近く…また、通常大阪への移動が夜行バスなのにブサイク1位ということで新幹線が手配されたりと、ランキングにはやはり有形無形の効果があるようです。
特に『全国的な知名度があまりないけど上位に入る』というパターンでの知名度アップ効果はかなりのものと思われます。
ですので投票する方にとっては、その芸人が男前かブサイクか?というのはあまり関係なく、単純に「この芸人さんを支持していますよ」というのをよしもとに伝える場であったりします。
よしもとが知りたいのは、要はその芸人さんがどれほど強い支持基盤を持っているか?生写真やグッズを売り出したらどれだけ買ってくれるファンがついているか?という調査結果です。なにせグッズ売りたいしイベントに客呼びたいですからね!
応援する芸人さんが上位に入ると、その結果、単純にテレビで見れる機会が増え、イベントで身近に見れる機会が増え、グッズなど買える機会が増えます。ここを重要視するファン層を持っているかいないかがランキングにかなりの影響を与えます。
「いや、イベントとか行かないし、グッズとか写真買わないし…」という系のファンが多いと、単純に得票は少なくなります。ケータイよしもとではひとり一票、マンスリーのはがきも一冊につき一票ですが、劇場に行くファンは何票も投票できる、というのも現場重視のファンの多寡がランキングに影響を与える要因のひとつです。
ランキング結果分析
- 今年の結果を見ると、やはりライセンスが桁違いにすごい。ライセンスはこういう投票系では他を寄せ付けない圧倒的な強さを何年も前から維持しています。ファンの忠誠度、支持層の厚さ、組織力どれをとってもよしもと随一の力を持っています。ツアーの集客数、グッズ売り上げも優秀で、以前ダイノジ大谷さんが「よしもとの生み出した奇跡。ライセンスのツアーのグッズ売り上げすごい」と言っていたのもうなずける。以前トークライブに行った人から「ライブ開始前、着席したお客さんたちが一斉に男前アンケートを書き出していてすごいと思った」という話を聞きましたが、ランキングの効果をよく知っているファンが多いんだと思います。
- 2位のピース綾部さんはランキング集計時期のピースの人気や勢い、ライブでの悲鳴のような歓声の多さや大きさを考えると納得です
- 特筆すべきなのは3位のロザン菅さん。もともと10年間ランク10死守という前人未到の功績を持っていたのですが、今回なんと初の3位に…!これはロザンとしての人気や知名度の高まりによる勢いの上昇による影響ももちろんありますが、トークライブでの戦略が影響した気もします。昨年8月のロザンのトークで菅さんが「ロザンのファンがそれぞれ片方に入れたら票がばらけて今年みたいな順位になる。宇治原好き!って人の気持ちもわかるけどよく考えてみて、宇治原が10位に入る事はない!その分俺に入れたら俺の順位が上がり男前関係の仕事が増え、バーターで宇治原の仕事も増え、最終的にコンビの仕事も増える!政治とおんなじや。ちょっと考えたらわかるやろ!宇治原ファンもロザンが好きならおれに投票するべき!」作戦が見事的中!まさかの3位返り咲きですよ‥
- あと男前ブサイク両面でコンスタントに票をいれてくるノンスタファンもすごいですね。男前5位、男前11位、ブサイク2位、ブサイク23位とコンビですべてのランキング入りとかwなんなんだwwランキングを楽しんでる感じが伝わってきますね。
オリラジの結果
オリラジは今回23位と30位ということでああう…これはよろしくない結果です。あっちゃんのランクアップはちょっとは嬉しいものの50位以内での変動では影響はほとんどなく…反面慎吾くんの20位圏外転落が痛く響きます。昨年はライブスタンドでの握手会やステージ、写真集など結構楽しかったので残念。
昨年は投票時期に、あっちゃんがヒゲを剃ったり、かと思えば慎吾くんがヒゲを伸ばしてみたり、大事な投票期間中に何をビジュアル迷子になってくれとんねん!(怒)とビジュアル的迷走をしていたオリラジですが、今回は良い感じでランキングもあがるだろうと内心思っていただけに残念〜…。ロザンとは反対にコンビで票を食い合った結果かと思われます。あとランキングに興味を示すファンが少ないwこのへんが無限大ホールの投票システムで成り上がってきたコンビとは違い、気付けば当たり前にテレビに出ていることを享受していたオリラジファンらしいところなのかもしれません。しかし22位とは1票差、20位とは11票差という惜敗なのですね。あとちょっとだったのに〜…ここまで惜しいと、ああ〜…劇場に行ってあと数票入れておけば良かったぁぁぁぁ(ギリギリ)とかなりの後悔ですorz
このへんの結果はとりあえずライブスタンドでの扱いで如実に現れてくる可能性があります。ライブスタンドではよしもとの芸人さんの扱いがあからさまに現れますから‥。オリラジは昨年はライブスタンド男前関係のステージやブース出演こみで3日間の出場でしたが、今年はもしかするとそのへんがバッサリで、出演日数が2日程度に減る可能性が。(その分、企業ブースやその他企画で呼ばれれば別ですが‥)
逆にロザンは2009年たしか1日のみの出演でしたが、今年は3日間フル出場でしょうね。
追記
ライセンスファンとロザンファンの方からそれぞれ「ライセンスファンは露出が増えるとかグッズが買えるからとか考えて投票しているわけではなく、単にアイドル視してるファンが多い*1」「ロザンファンは関西以外での露出が少ない菅ちゃんに対する飢餓感があり、それが原動力になっている」というコメント頂きました。な、な、なるほど〜‥
本来この手のランキングは「好きだから投票する!ランキング上位に来たら嬉しい!」という素直な気持ちで応援し、ライブスタンドでグッズを買い、うちわを振って応援し、生写真に心ときめかす層がメインターゲットで、そういうファンが多い(そういうファン「も」多い)ライセンスが強いのは当然の話ですね。(そんな深く考えないでただ楽しめばいいんだよ!というは全くその通りで、こんな頭でっかちに分析するのはどうなの、と自分でもちょっと思うw)ロザンファンの応援理由も納得。需要が満たされていないという想いが行動するモチベーションになっている、と。メリットがはっきりしていると動きやすいですもんね。そんな中で、ランキング上位に入っては笑い、ブサイク上位に入っては笑い、殿堂入りを逃してまた笑い、きゃっきゃとお祭り騒ぎを楽しんで投票しているノンスタファンも大変面白くていいなと思いましたw*2何にせよこの手のものは楽しむのが吉ですね。