オリラジ漫才ツアー「VS」札幌公演感想(7/3)

オリラジ「VS」ツアー初日、札幌公演に参加してきました。
初日だからというのと、Twitterなどで交流しつつも普段なかなか会う機会のない北海道の方にぜひお会いしたくて、札幌→翌日無限大という弾丸ツアーを決意。
結果、大満足でした…。なんだか色々楽しすぎた。ありがとう人生(死ぬな)
定員150名の小さめの地下の会場は満員。整理番号180番以上は行ってたようです。(当日券も販売していたようです。)
他地域からの遠征組もチラホラ。そらぁ、やっぱ初日だもんね!

内容はショナイで〜…という事でネタや構成には触れません。感想のみ書きます。(ネタばれでは?と思われる箇所ありましたらコメントや拍手でご指摘ください。)
サービス精神満載ですっごく面白かったです。「見に来てくれたお客さんに損はさせません!思い切り楽しませてやんよ!」という意気込みがガツーンとぶつかってくるような。「おお、やってくれたな、すごいもの見せてくれた」という満足感。おいおい何してくれちゃってんの。泣かせる気?このままの調子で各公演盛り上がってったら我慢できる自信ないよ?wとかハードル上げてすいません。


お笑いTV LIFEの記事で「過去三回のツアー(才、業、我)はお客さんを自分たちの修行につき合わせた面もあったので今回はお客さんに喜んでもらって楽しんでもらうようにする」と語っていましたが、本当にその通りでした。彼らは嘘をつかないし有言実行。ファンにとっては言うまでもなく心底嬉しくて楽しいライブだったし、ファンじゃない人にとっても「へー、オリラジってこんなんなんだ」と十分魅力を伝えられるライブだったんじゃないでしょうか。
漫才も。今までやってたデートネタ好きだけど、新しいの聞いたら、あー思ってた以上に自分は新ネタに飢えていたんだ…と言う感じ。新鮮で楽しい。

以前、千葉でのM-1ツアーを見たときに、オリラジの漫才について

  • トークの持ちネタを漫才に入れるようにするのは、元々トークには定評があるし、自然な感じでいいのかもしれない。「ふたりで話しているのが楽しかったから漫才をやりたいと思った」と昔のライブ後のQAコーナーで語っていたし、それがオリラジの漫才の原点ならばきっとそれが正しい方向なのかも。
  • 「◯◯屋と客」とかその設定の役を演じたり、ストーリーの中で◯◯な人、というキャラになって演じる漫才が多い中で、そういう方向に行かずあくまでも「中田と藤森」のままで漫才ができるというのは知名度とタレント性があるからこそ。
  • 『中田はこういうやつで、それに対してこう反応する藤森(逆もしかり)』という漫才の中でのキャラ付け、ふたりの関係性が一貫してる漫才が見てみたい

と書いていたんですが…、なんだか今回の『VS』ではその願がかなったような‥なんかね、すっごく嬉しい……。


ここが到達点ではないというのは百も承知な上で、我の特典でブラマヨさんと語っていた「中田と藤森じゃないとできない漫才」に一歩近づいたんじゃないかな。「(不本意な形で)笑いをとっても心は躍らない」モヤモヤに答えを出し、明確にブレイクスルーしてくれたんじゃないかという気がします。


私が感じているオリラジのすごいところって「現状」と「あるべき姿」、そのギャップをきちんと把握していて、その差を埋めるにはどうしていけばいいかちゃんと考えて行動して見せてくれるところ。成長していくところ。
その過程を見ることができるのがとても嬉しい。
これからの4公演でどう練り上げてくれるのか、とても楽しみです。
本当に、迷ってる人は絶対見に来たほうがいいよ!楽しいから!


実はお笑いファンの方や友人から、大体一月に二人くらいのペースでコンスタントに「なぜオリラジ?」と聞かれていてw自分でも「なぜオリラジが好きなのか」ずっと考えてます。他のコンビじゃなくてなんで彼らなのか。ずっと言葉にならなかったんだけど、なんとなくその答えが最近出てきたような…。「VS」終わるまでに自分の中でそれが明確になるような気がしています。


もう今週末大阪だよ!その次は福岡!オリラジにとってもファンにとっても、大変だけど楽しい7月になりそうです。