柳原可奈子初単独「見せたがり女」

(オリラジよしログのことも書きたいんですがf^_^;)まずはこちらから。)

前々から「柳原可奈子が単独やるなら見に行きたいな〜」と思っていたにも関わらず、単独開催&チケ発売の情報を逃していて‥当日券を買いに行ったらおそらくラス1くらいで取れて無事に見る事が出来ました。危なかった!

お花がスゴイ

時事通信ホールの1階に入ったとたん、お花の香りが。ロビーに入りきれず会場外まで並んだお花の列。えげつない量のお花がものすごいメンツから来てました。

芸能人からのお花は内村光良タモリ香取慎吾、オードリー、清水ミチコ狩野英孝マツコ・デラックス、ロッチ、ダチョウ倶楽部山田邦子、くりぃむしちゅ〜、久本雅美片岡鶴太郎、ココリコ、劇団ひとり、ガレッジセールゴリ、松村邦洋彦摩呂石塚英彦土田晃之はるな愛ミラクルひかる笑福亭鶴瓶、インスタント・ジョンソン、テリー伊藤などから。
テレビ局や番組からのお花はフジテレビがペケポン、いいとも(プロデューサーから複数)、ゴレンタン 日テレが世界一受けたい授業日本テレビ編成部。TBSがイロモネア、科学くん、テレ朝がロンハー、アメトークテレビ東京空から日本を見てみよう。その他、幸せの黄色い仔犬だとかにじいろジーン、ニッポン放送電通キャスティング部からも。すーごーいー。
お花を見ただけで彼女にかかっている数々の関係者の期待の大きさを見せつけられたようで、圧倒されてしまいました。

ライブ内容

テレビカメラが4台くらいガッツリ入ってたのでおそらくDVD化か放送されると思います。
ご本人も

http://yaplog.jp/yanakana/archive/953
見に来てくれたみなさん本当にありがとうございました
見に行きたかったよ〜というみなさんも違う形で後日「見せたがり」ますので少しお待ちくださいね

とおっしゃってるので書く内容は一応気をつけつつ‥
オープニングの「スピリチュアル・カウンセラー」のコントからぞくぞくするほど引き込まれました。
本編は下記の7本。

  • 「ご想像におまかせします女」男ウケばかり気にして同性からの支持は低い女。
  • 「休ませて〜!女」レッドシアターでお馴染みのキャリアウーマン
  • 「知らない?女」自分に関する話題は皆が知ってると思い込んでいる女。元モデルのタレントに多い。
  • 「今は会いたくなかった女」すっぴん&ジャージで出かけたコンビニで中学校の同級生と出会ってしまったカオリ。
  • 「声だけ女」アニメDVD発売イベントでの声優のトークと歌。
  • 「ブログ女」ブログが趣味のゆうだいのママが友達ママの出産のお見舞いに行く。
  • 「テレビ局関係の女」できる風を装いつつ適当な打ち合わせ。タレントに対する対応とスタッフに対する対応の差が歴然。

幕間のビデオも面白かった。北斗晶は激似。宮崎あおい松居一代、国生かおりに扮してみたり、「逃走中」や「やってTRAY」、「全力坂」のパロディがあったり、ほんとに芸達者!

「休ませて〜女」は身近にいる。普通によく見かける。好きなキャラ。
「今は会いたくなかった女」のカオリ、リアルでは苦手なタイプだけどイイコなんだろうなぁ。同級生と自分を対比してせつなくなってたっくんに電話かけちゃうとことかキュンときた。あーーたっくんカオリを幸せにしてあげて!
「声だけ女」の萌えキャラ演技とヲタク女演技のギャップとそれぞれのクオリティの高さにたまげた。ヲタク女キャラはいろいろ膨らみそうだからもっとやってほしいなー。喪女系とか見たい見たい。
歌も普通にかわいい。無駄にハイクオリティ。CD出たらたぶん買いますw (握手券つけて発売イベント開催してね!あのキャラなら何分でもトーク聞いてられます。)
「ブログ女」のゆうだいママ。おでかけした時、帰り際にぐずる幼児を「電車」で釣って帰るという男児ママあるあるは実際に見かけたことがあるw ものすごくリアルでびっくりした。

感想

彼女の演じる「〇〇女」たちは、とてもウザいんだけど嫌いになれない。キャラの作りこみがしっかりしていて、ウザい行動や思考はそれぞれの人物なりの背景や事情や育ち方、考え方があってのものだということがわかるから。
悪意もあるけど愛もあるから、癖のある人物たちなのに、見ててあまり嫌な気持ちにならない。
「私もそういうところあるかも」という自分に似たような人物がいても、「バカにされてる!」と嫌な気持ちになるよりは「そうなんだよねー、よくわかったね!こういうのあるある」という気持ちになる。
本当に、ものすごい観察眼。何で知ってるの?という部分がたくさんあって驚かされる。

きっと柳原さんは、イヤな人に会ったりイヤなことをされた時も、怒ったり悲しんだりする前にその人のことを冷静に観察して「この人はなぜこんな事をするのか、自分はどうしてこの人物の行動からこのような感情の影響を受けるのか」原因を考えたり想像したりして、要素を抽出して分析、汎化するという作業をしているのではないかと思う。
そして「いるよねーこういう人!」というおかしみのある愛すべきキャラに昇華している。これってすごく素敵な処世術だと思います。私も心がけたい!

そして柳原さんはとても前向きだ。卑屈じゃない。
オープニングのスピリチュアルカウンセラーのコントで、占い師の言葉を借りて、恋人がいないのも、美人に見られないのも、太っているのも全てプラスの理由に転嫁して、自分をポジティブにとらえているのには感動すらした。
女芸人の芸によくあるように、モテないことやブサイクやデブを卑下したりしない。
女芸人だからって、自虐的な笑いを取りにいかない姿はとても気高く思える。
これで25歳で芸歴7年*1とは恐れ入ります…。末恐ろしい。
彼女はお笑い界の未来の女王なのだろうなぁ、とロビーに並んだ花の列の前でしみじみ思いました。

ライブ開催、大変だと思うけどぜひ今後も定期的にやってほしいです。年とともに、もっとすごくなったりもしかして壁にぶちあたったり変遷したり、そんな過程を見ていきたいです。
というわけで初単独の記念にクリアファイルとうちわ買ってしまった。いつか「これ柳原可奈子の初単独の時のグッズだよ!」って自慢したい。

関連リンク

Togetterで「柳原可奈子 単独」関連ついーとをまとめました。絶賛の嵐。
柳原可奈子初単独「見せたがり女」感想ツイート集 - Togetter

*1:はっ…オリラジと同期…!すげぇ