THE MANZAI 予選2回戦(7/12)

もう結果も出てしまったんですが後々の自分の覚えがきのために残しておきます。
この日は相当の激戦でした。

ネハン「AKBと民主党
笑撃戦隊「替え玉」
アイデンティティ「それが重要」
ほたるゲンジ「携帯メール」
ポテト少年団「覗き」
麒麟「冷蔵庫」

トップ出番でいきなり政治を斬ってきたネハン。時事ネタは加減が難しいです…。笑撃戦隊は替え玉。いつもながらネタの発想が面白くて好き。アイデンティティどこかで聞いたような歌をオリジナルだといって歌う、歌ネタとしてはスタンダードな内容。小道具に歌詞カードを使ってました。ほたるゲンジ携帯メールを読み上げる漫才。ツッコミ方やボケ方がなんだかサンドウィッチマンを思い出させる…
ポテト少年団菊池さんが両側にきれいに突っ込んでいくのが爽快でした。
麒麟は擬人化冷蔵庫川島さんが田村さんと掛け合い。川島さんちょいちょい甘噛みしてたかな。

天秤「首の骨を盗む」
タリキ「芸人辞める」
ジャルジャル「漫才」
Bコース「野球」
〇磁石「交通事故」
ダイノジ「大地さんの葬式」

天秤相方への隠し事とは首の骨を盗んだことだった…んー…あまりピンとこず。「冬場のこたつくらい興味ないわ!」というボケがよくわからなかった。夏場の間違い?タリキは芸人引退をネタにした漫才。最近この手の設定が増えてきたのは情勢的に仕方ないのかなー…なんか寂しくなる。ジャルジャルは漫才をしているという設定のコント的なメタ漫才。好みは分かれると思いますが私は好きなんですよねー…。「漫才をしている」ということ自体の滑稽さって絶対あるし可視化されると面白い。ジャルジャルはきっと「笑わそう!」というより「すごいと思われたい」のかなとも思ったりするけど、それもきっと彼らの味。そして後藤さんの演技がすごく好き。いつもながら演技力ある、うまいなーと思う。
Bコースは、これぞコントというかただのいつもの3人の悪ふざけwでもすごく楽しかった。磁石M-1でもやっていた交通事故のネタ。お客さんも知ってる人多いし「ブスは待つ!」はもはや名言化。
ダイノジはすごい気合が入ってた。ちょっとテンポ早くて客席置いていってる感じもあったけど、なかなかでした。

ニューロマンス「刑事」
寺゛X「B’zでピザデリバリー」
チーモンチョーチュウ「校門で服装検査」
南海キャンディーズ「イルカの調教師」
キングコング「肝試し」

黄金伝説や体育会系TVで見かけるおにぎりくんニューロマンスってコンビだったんですね。ネタ初めて見ましたが面白かった…!(近くの席の人が呼吸困難になるくらい笑ってたよw)なんだろな、パワーがありますね。寺゛Xは登場時に「初めに言っておきますが僕たちイロモノです!悪ふざけをします!」とまず宣言。B'z稲葉の格好(なの…よね…?袖なしTシャツ短パンへそだし)でB'zの歌うたいつつ客席にTシャツを投げ込む悪ふざけっぷりでした。なんでもありだな!
チーモンチョーチュウはキーンって校門突破しようとする白井さんがやけにかわいく見えた。そして「脳みそや股間丸出しでラップを巻いて隠そうとするが汁が出る」という何とも言えないグロテスクさw 人を選ぶけど好きな人は好きですね。なるほどかわいさとグロさの同居が魅力なんだなー。というわけで私は好きですが…「不思議な魅力」という感じですね。
南海キャンディーズ山ちゃんが緊張した面持ちで両手をあげたお馴染みのポーズで登場した時は、はぅっ…とこちらまで緊張してしまいましたが、静ちゃんの「あそこに大きめの女おるから戦ってええ?」という掴みでガッチリ笑いに引き込まれましたw あとは安心して見ていられた!イルカの山ちゃんのキュ?というキュートな鳴き声に胸ときめきました。静ちゃんの女王様はマジこええ。かなりウケてて笑い待ちしなきゃいけなかったせいなのか、ほぼオチと同時にズガーンの強制終了。山ちゃん固い顔になってましたが、でもウケてたから大丈夫だと思ったな。
キングコングは登場するなり「うぷぷ、南キャンズガーンって言ってたなw落ちればいいんですよあいつら」と梶原さんが南キャンいじり。最前列の笑い声が独特なお客さんを「あいつまたおるー!」と客いじりで場会場の空気をひとつに。とにかく梶原さんの自由度が良かった…!ふたりとも楽しそうに漫才やってるのが伝わってきました。ここも合格だと思った。

トンファー「おでん屋台の大将」
東京ペールワン「〜くらい〇〇」
オレンジサンセット「マネージャーから仕事の連絡」
グランジ「ジャンケン」
バッドボーイズ「体調が悪い」
◯我が家「モノマネ」

トンファーM-1予選でもやっていたおでん屋のネタ。小浜さんの演技力もさることながら、山西さんのツッコミがものすごく良いことに気が付いた。ウケてました。
グランジは舞台を広く使って命を懸けたジャンケン…!五明さんも大さんもでかいからなおさらダイナミック。ウケてました。
バッドボーイズ清人さんのボソボソしゃべりと佐田さんのテンション高い声量大きいツッコミが面白い。檀れいも!ウケてました。
我が家は坪倉さんと谷田部さんがモノマネ。杉山が乗っかると拒否…というもの。役割変更はなし。毎回うまく作ってくるなぁ。実は我が家ってなかなかうまいと思うの。実際ウケてました。

シスプリン「」
もっこすファイヤー「」
ツインズ「ふたごからの卒業」
風藤松原「問題」
ハリガネロック「こども」

ハリガネロックは登場時におおーという感じがありますね。内容は子供らしくない子供が父親に悪態をつくというものだったんですが、なんかノリきれてなかったかもなぁ‥。稼ぎの無い父親に子供が悪態つく様子がなんかリアルでせつなくなってしまう。なんなんでしょ。

ニレンジャー「歌のお兄さん」
ロケット団「時事ネタ」
〇ムートン「妄想」
BLUE RIVER「取り調べ」
アジアン「芽が出てふくらんで」
東京ダイナマイト「面接」

ニレンジャー歌のお兄さんに扮して子供たちに歌を教える。眼球触ったり息とめて顔真っ赤にしたり腕叩いて紫にしようとしたりチョイグロなところが持ち味。KOCと同じネタです。
ロケット団時事ネタが抜群にうまい。ちょうどいいバランスでちょうどいい毒づき方。
ムートン学生時代のドラマチックな恋愛を妄想。「でもさぁあ〜」のキャラ大好き。こういう場合のツッコミの立ち位置難しいよね。
アジアン馬場園さん登場時にカワイー!の声が起きていた。さすがべっぴん芸人。ネタは手遊び歌をアレンジしてオシャレにしたりするというもの。小さくまとまってたかなと。
東京ダイナマイトはさすがの貫録。登場時から圧というか空気を支配していました。松田さんが面接を受けに来るんだけど履歴書が無かったから…とレシートを出してくる。小道具使う組多かった。

デスペラード「イランでお笑いブーム」
タモンズ「うんちく」
えんにち「非行」
POISON GIRL BAND「モノマネ」
パンクブーブー「犬を飼いたい」

デスペラードお気に入りのネタなんですがテロテーロとかブラックな部分がなくなってて残念。
えんにち見慣れたネタなのに笑ってしまう。何が違うんだろう…?盛り上がってました。ラスト、会場揃ってのきれいな一本締めでした。訓練された観客だ…。私も参加できたので嬉しい。
POISON GIRL BANDモノマネのネタだ…!とわかった瞬間もうおかしい。「オレたち…!」が出るのをわくわくしてみてしまいました。めっちゃウケてた。合格を確信。
パンクブーブー

GUMシロップ「ネタがかぶる」
ジューシーズ「漫才のネタを忘れる」
三日月マンハッタン「九九」
マシンガンズ「女のムカつくこと」
2丁拳銃「チョコレートパフェ」

GUMシロップは途中までオーソドックスなファンレターを読み上げるネタ。ところがお笑いファンのボケが「設定がありきたりだ!これは〜と同じボケだし!」と自己批判をはじめるメタな漫才に。お笑いファンあるあるも取り入れ、お笑いどスケベの多い会場では大ウケでした。
ジューシーズもネタを忘れるというメタ漫才。おっさん3人がもじもじw
マシンガンズ登場時「待たせすぎなんだよ!」と集合時間を愚痴るところから会場の空気を掴んでました。「上から見てたんだけどメモとってるやついるじゃねーか!審査する目で見るな!ペンを置け!」とお客さんを叱るw(賞レースならではの光景…)ウケてました!
2丁拳銃はうーん、このネタか…という感じ。チョコレートパフェ連呼する姿はかわいいんですけどね。

どんぴしゃ「犬のフンの始末」
オジンオズボーン「ランキング」
スリムクラブ自己啓発セミナー」
アップダウン「ランプの魔人」
COWCOW「服屋の店員」
博多華丸・大吉「高校時代」

オジンオズボーンは最初イマイチかな…と思ってたんですが後半から盛り上がってきて面白かった!大体登場時か一発のボケでもうだいたいウケるかウケないか決まる感じがしてたので珍しい。
スリムクラブはいつものパターンの見知らぬ怖い人から声かけられるネタなんですが変わらず空気を掴んでウケてました。相変わらず怖い怖い…。
COWCOWムカつく服屋の店員への対処法。癖になる感じ。かなりウケてました。
博多華丸・大吉は、特にボケ!ツッコミ!という事もなく、ふたりで何気なく立ち話をしているようなのにそれがドッカン笑いを取るという、ベテランならではの味わい。若手がどりゃーーー!と全力で技を繰り出してるところに、スッ…と静かな身のこなしで力みなく自然な仕草であっさり相手を仕留めてしまう、まるで中国拳法の老師のような漫才でした。
自分が若手だったら「この境地になるまでどんだけかかるんだ…」と打ちのめされちゃうんじゃないかなと、それくらい感銘受けました。漫才ってすごい。

というわけですでに審査結果が出て認定漫才師50組が出てるんですが、それについての感想はまた別で。