NHKドキュメンタリー20min『再会』

『元相方』が撮る、オリラジ中田密着ドキュメンタリーNHKで放送!(1/9無限大) - Sugarsの日記
無限大で聞いて楽しみにしていた元相方さん制作のドキュメンタリー、とうとう1/30深夜に放送されました。
見逃した方はBSとBShiで再放送がありますのでぜひ…!NHKオンデマンドでも見れます。
川口ディレクターの放送後記の裏話。→http://www.nhk.or.jp/20min/urabanashi/index.html

小学五年生の出会い以来、かれこれ18年にもおよぶぼくとナカタの付き合い。お互いにがんばって、疎遠になっていた時間をいつか埋められるような「再会」がしたいと、ずっと思っていました。それはディレクターとして社会人のスタートを切った5年前からの、ぼくの宿願でした。企画は無事採択され、吉本興業のオッケーも出て、さあ対面。実はその時自分の緊張はピークに。果たしてナカタはどんな風にぼくを受け入れてくれるのか──。


中田語録(1)「川口が節目の番組にオレを選んでくれた以上は、面白くしたいじゃん。」

すんなりと迎えてくれたと安堵したのも束の間。厳しい世界を生きる今のナカタに、ぼくはどう向き合えばいいのか。そもそもこの再会は「仕事」なのか「友情」なのか。方針が見えないまま、ぼくは彼の前でまるっきりの丸腰で、未熟さ、戸惑い、葛藤をさらけ出すことになりました。一悶着あった競艇場での営業を終えたタクシーの中で、ナカタはふとぼくに「競艇場でオレに会ったときのお前の顔、すごかったぞ。大丈夫なのかって」と笑いながら言いました。ぼくは「お前のせいだよ」とつっこみました。


中田語録(2)「若いディレクターって悩むんだっていうのが面白かった。」

そんな合わせ鏡状態で進む、一週間のでこぼこ取材。はじめはナカタも、かっこ良いところを見せたい、売れっ子感を出したいと構えていたようですが、どんどん苛立ちや愚痴をこぼすように。そして取材も終わりにさしかかる頃、ナカタは吹っ切れたように、あるいは頼りないぼくを見透かしたように、番組に対して付けた唯一のリクエストが「かっこわるい所のオンパレードでいこうよ。オレもお前も」でした。

そう、どう繕ったって、ぼくらはかっこ悪かった。だったら、些細なことに一喜一憂し、不器用にもがいている28歳の今という瞬間が、ありのまま番組になればいい。ナカタの覚悟にこたえるべく、腹をくくった結果、遠慮なくきわどい素材を選び取り、ナレーションも音楽もほとんどつけない『さらけ出し感』満載の番組ができあがりました。観た人が何を感じてくれるのか、もはやわかりません。何度見返しても、恥ずかしくなるくらい、今のぼくらはかっこ悪いから。

ナカタよ、約束は守った。次の再会はいつ、どんなものになるのやら。


中田語録(3)「今回は戦略はない。オレはただただ生きてるだけだから。」

(川口誉:ディレクター)

「オレはただただ生きてるだけだから。」ちょっとカッコよすぎる中田語録!w


放送時のTwitterでの感想集はこちら→オリラジ中田の元相方が取るドキュメンタリー『20min再会』 感想まとめ - Togetter
それぞれですが皆さん熱い感想です。

『これは、ぼくとナカタの物語』と冒頭からテロップが出る通り、元相方川口さんとあっちゃんのドキュメンタリーでした。

『ぼくとナカタはかつてコンビだった/解散後それぞれの道を歩んだ/浮き沈みの激しい芸人の世界/あいつは今何を考えどう生きているのか』
『ナカタとぼくは小学校からの親友だった/しかしテレビ制作の道を選んだぼくはナカタとのコンビを解消した』
『ナカタは今のぼくをどう思っているのだろう』
『ぼくらは今28歳』
『もうあの頃のままではないけれど 再会して新しい関係になれた気がする』
『ぼくとナカタの物語は続いていく』

【自分で違う道を選んでコンビ解消したものの、芸人の世界で頑張る元相方になぜか置いて行かれたような寂しい複雑な気持ち】が、【自分で選ばなかったけどもしかしたら進んでたかもしれない芸人の世界】である楽屋の裏側を不安げにウロウロする川口ディレクターの姿からビシバシ伝わってくるw


友情は友情だけどふたりの関係はかつてとは違う、とバッサリ伝えられてショックを受け、
『でも来てくれて嬉しいんだよ』と今の相方にフォローされて少しほっとし、
新ネタを作る様子を見て、ちょっとだけ自分も参加して相方だった頃の気分を味わい、
最後はちょっと突き放されつつお互いの道を歩いていこうぜ!と叱咤激励される。

あっちゃんじゃないけど「お前絶対出世しろよ!頑張れよ!」と言いたくなるwなんか良い人ですね。親近感。
そうだよね、みんな自分の立ち位置や居場所、進む道に悩んでもがくよね。自分も頑張らなきゃなーと思ったり。
欲を言えば川口ディレクターの気概というか意気込みをもうちょっと見てみたかったけど。
良い番組だったなと思いました。
かっこ悪いところ見せるのを厭わない所、川口さんもあっちゃんも似てますね。すごく正直だ。
あっちゃんも競艇場のシーンで不満をぶつけたり友情について利害関係と言い切ったり、言わなくてもいい所まで言っちゃう。
先輩との関係でもタカさんに「まだ信用してない。こいつはメリットが無くなればいなくなる」と言われて、「あはは…まだ信用してもらってないですか」といいつつ、全く否定しないw そこは普通「そんなことないですって!」とか嘘でも言うところなんじゃないのかw正直というか何というか…もうちょっと上手く立ち回ってもいいと思うんだけど!wそこが彼の彼たる所以ですねー…。
もし川口ディレクターが「ぼく頑張る!」みたいなところあまり入れなかったのも、まだそこまで気持ちが到達していないから嘘言いたくないみたいな部分があるんだとしたら、ほんとに似てんなと思います(^^;


オリラジファンとしては、中田敦彦のドキュメンタリーじゃないのかーと言うところに多少肩透かし感はあったものの、仕事への考え方、理解してくれてる相方との関係、戦略的な(でも相当見透かされてる)先輩との関係、単独ツアーや新ネタなど、盛りだくさんで、今しか見れない今の彼にしか撮れない貴重な番組でした。
ありがとう元相方・川口ディレクター!頑張れ!絶対出世してNHKでオリラジの番組作ってください!それが次の再会になりますように。
そして10年後また密着取材してください!