あっちゃんの結婚観の変遷について追ってみるという試み(後編)

後編です。 前編はこちら

2011年 2月よしログ
  • 株主総会のテーマとして「芸人およびタレントの恋愛と結婚とは結局どういうことなのか」について意見を募集しました。このあたりがきっと転換点。
  • 「藤森のチャラ男ブレイクを受け、中田までチャラチャラしてたらなんなんだってなるから立ち位置的にしっかりしていないといけない。そうすると世間的には結婚して世帯を持っていないと説得力がない。→今後長く走っていくためには、自分は世間に広く受け入れられる結婚をしなければならない」というかなり明確な問題意識が見えました。「何も考え無しに結婚したらダメだ。結婚は恋とは違うから。」というキャリアを見据えた婚活。
  • 2/25(金) オリラジよしログ実況 #ylog - Togetter
  • ↑実況感想ログ。今読むとすごい興味深い。21:13くらいからと21:46くらいからそれ関係の話出てます。
  • この時点では『自分は33歳〜37歳の間に一般の人と結婚「しなくてはならない」』と思っていたらしい。タレントである以上仕事と結婚は切り離せない。タレントの結婚は世間へのメッセージである、と。

株主の意見としては下記のようなものがありました。
【芸能人がいい】「「一般の方」とかになると、素性とか出会い方が気になるから、同級生とかじゃない限りは相手は知ってるひとの方が良いかもしれない。だって変な合コンとか行ってたら嫌だもんw」
【一般人がいい】「自分の好きな芸能人さんには一般の方と結婚して欲しい。顔も性格もエピソードも何も知らない人となら明確な嫌なイメージを持ちにくいから。好きな人には幸せになって欲しいけど絶対嫉妬心は抱いてしまうから相手については知りたくない。」
【どっちでもいい幸せなら】「芸能人がどんな恋愛してもどんな方と結婚してもいいと思うんですけどね。」
【結婚ネタ聞きたい】「結婚されてるタレントさんが 二人でいることでほのぼのしてたり、明るかったりするとすごく見心地がいいです。 お互いを尊敬し合ってたり、愛し合ってるんだと思うと希望が持てます。」「結婚は絶っっっ対にしてほしいです。だって結婚後のあっちゃん、しんごくんが見てみてみたいです。パパ姿も見たい!」
【結婚ネタ使わないでほしい】「結婚は祝福するけど、あっちゃんが急に、フリートークでかみさんネタばかり言うようになったら、やだ。あっちゃんの笑いってシュールだから、その路線でちゃんと笑いを突き詰めてほしい。」
【結婚しないでほしい】「素直な意見としては、あっちゃんを一人の男性として好きなので、 結婚してしまったらショックですね。」「あっちゃんが結婚すると聞いたら本当は喜ばないといけないんだろーけど、正直泣きますね。。 ただ、変に落ち着いてほしくないです。
【好きな相手ができたらすればいいよ】「好きで好きでたまらない人と出会ったらそんな計算ぶっ飛ぶと思うな」「結婚するのに計算ばかりでは絶対幸せになれないでしょ。この人と暮らしたいって思える人が現れたら結婚すればいいんじゃないですか?

まぁ色んな意見がありましたが、だいたい「好きな人と結婚して幸せになってくれればいいよ」という部分は共通してるんじゃないかな。
「いろいろ計算してても好きな人が現れたら結婚しちゃうだろう」と予想していた人もたくさんいましたが、実際その通りになりましたねwすごい。この時との計算とは違うけど、好きな人が現れて、いろいろ考えて、良いと思って結婚したんだろうなーと。

この時にも「結婚してファンが離れてしまうこと」をとっても危惧していたんですね。この時は「考えすぎwwアイドルでもあるまいし性的になんて見てないし!結婚しても変わらないよ」と思っていたんですが、先輩方などの状況を間近に見ての実感のある言葉だったのかもですね。
「実際結婚してファンがごっそり離れる人もいる」「ファンの『結婚してもずっと好き!』は所詮、綺麗ごと。されたら、する前よりは冷める。相手とか関係ない。」というシビアな意見も一面真理ではあると思います。
でもまぁ、「あっちゃん結婚してもファンが離れる事はないよw それで離れるファンは、元々結婚じゃ無くても新しい対象見つけて離れる人。どっちにしろ離れる。」「ファンも成長するので、完全にファンの中身が入れ替わるという事でもない気が。」「支持層を変えていくしかないような気が。結婚しようがしまいが気にしないファンを増やすってのはどうだろう…」
という意見もあり。全員満足して納得させられる答えなんてたぶんないのであんまり気にしすぎても良いことないんだろうなーと。(というか本当は結婚なんて好きにすればいいことなのに、ここまでファンの意見を集めて聞こうとする芸能人って普通あんまりないんじゃないか?(^_^;)さすが株主総会‥。)
でも結局はファンがどうこうできることではないので自分が信じた道を進んでもらうしかない。
『今後を考えると自分は結婚するべき。それもなるべく世間に認められるような形で。どういう結婚なら納得してもらえるの?』

2011年 7月号のマンスリーよしもと『芸人アンケート』特集
  • オシャレだと思う生活について「海岸のデッキの先にあるテーブルに妻のためにカレーを運ぶ」(ジャワカレー?岩城滉一夫妻!?)と答えていて、へー?と意外に思ったのを覚えています。たしか同じくらいの時期に他でも(なんでしたっけ…覚えている人情報求む)「鎌倉で和風の家で、夫婦で着物着て暮らすのに憧れる」(伊右衛門?モッくんと宮沢りえ!?)とかCMに影響されまくりの夫婦観を披露していて、なんとなく「憧れの結婚生活」を思い描けるようになってきたのかなーと。

『理想の結婚生活を考える』

2011年12月「チョキチョキ」恋のチャラ騒ぎ〜オリラジ先生の正しい恋のすすめ方クロストーク
  • チョキチョキでは「いいなと思ったら『良かったらどうぞ』と自分からメールアドレスを渡す。」「男の方が喋りがちになっちゃうから彼女の話を聞くようにつとめる」「いいかっこしても結局ボロが出る。緊張してたら『緊張してる』って言っちゃうとか、等身大の自分を見てもらうようにする。」と割とまともで実践的なアドバイスを披露しており、おおおお?どうした?と思った。思えばこれらのエピソードは萌ちゃんに実践したものだったのかもしれませんね…。というか、きっとそうなんだろう(笑)
2012年1月交際発覚
  • オリラジあっちゃん&福田萌さん 真剣交際!ニュース - Sugarsの日記
  • ファンの度肝を抜いたこの報道w実は2011年5月の共演きっかけで出会い、たぶん10月くらい…?に交際がはじまり(でしたっけ?)12月にはもうプロポーズしていたと(笑)はやーーーい!「結婚を視野にいれた真剣交際」「見守って頂きたい」と言っていましたが、報道出たときはもうプロポーズ済だったんですねw
  • というかフライデーが迅速だった。もし正月の交際発覚がなかったら、本当はいつくらいに結婚する予定だったんでしょうね。12月の時点でもう辛抱たまらなくなってプロポーズしちゃってたけど、時期はゆっくり考えるつもりだったんでしょうか。
  • いろいろ計算してたけど、結局は結婚したいと思えるような好きな人と出会って、結婚できて。交際しかけてたけど報道きっかけで破局…とかは嫌なんで、そうならなくて本当に良かった。安堵すると共に、なんだよーー!こらーー!あっちゃん本当に幸せものだなぁ!良かったなぁ!幸せモノめ!もげろ!爆発しろ!と思いますw
2012年6月入籍会見&入籍
  • 交際発覚以来、「あんまりノロケネタは…」という声もありつつ、積極的にことあるごとに交際ネタを披露してきたあっちゃん。2011年2月のよしログであった「心の準備をさせて欲しい」という声にこたえてくれてたのかなーと思います。
  • 「自分から言うけど、いつかはわからない。そう遠くないうちにしたいけど、今年中とか区切るとプレッシャーになるから」と発言してたのは、頃合いを見計らってたのかなーと。萌ちゃんの誕生日に入籍とか今から思えば記念日好きでロマンチストな一面のあるあっちゃんらしい。
  • 「いつ入籍会見をしようと決めたのか」は結構知りたいポイントなんですよね。直前のサンデージャポンのみな実屋に萌ちゃんが出た際に西川先生に「どのくらいつきあったら結婚していいんでしょう?」と相談していて。これきっかけで入籍することに…?もしくはもっと前々から決めてたのだとしたら…?
  • あの記者会見という結婚報告の形ですが、これもなかなか良かったんじゃないかと思っていて、あの「金屏風の前でガチガチになっていたあっちゃんと、対照的にしっかり落ち着いていた萌ちゃん」の映像は今後何年たってもことあるごとにメモリアルなシーンとしてひっぱりだされて使用されるわけですよね。数年後には「そうそうwwそうだったわーーもーあっちゃんガチガチでねぇ!!カミカミでひどいもんだったわー(笑)萌ちゃんの安心感たるや!」というオモシロな素材となって役だってくれそうな気がしますw

芸能人の結婚報告

下のふたつの記事が興味深かったです。(ジャニーズと芸人さんなんで違いはあると思いますが…ファンの気持ちとしては同じだと思うので)
「イノッチを見習え」!? 赤西仁電撃婚で問われるジャニタレ結婚報告のあり方(2012/02/25 08:00)|サイゾーウーマン
芸能人の結婚報告について。元KAT-TUNの赤西仁さんが事後報告で入籍発表し... - Yahoo!知恵袋
今回の報告もいろいろふたりで考えた結果だと思いますが、結局どんなに配慮しようがショック受ける人がいるのは避けられないことなんでしょう。あれが正解だったのか他にもっと良い方法があったのかはわかりませんが、私はライブでの発表は控えて欲しい派なので今回の形でまぁ良かったんじゃない?と思ってます。
結婚ってやはりインパクトの大きいことなんですね。でもだからって避けてばかりもいられないし。黙って結婚しちゃうよりは真正面からがっぷり取り組んでくれて私は良かったと思います。

よしログであった意見「結婚して品行方正なオリラジさんを見たいとは思ってない。ちょっと変な人でいてほしい。」というのもちょっとわかる。落ち着いちゃうと寂しい。
自分の世界を持ちつつ、うまく結婚生活も送りつつ、折り合いをつけていって欲しいです。

結婚ネタを番組等で使用することの是非

自分としては、芸能人は私生活もコンテンツの一部として武器になりうるので、武器にしていくべきと思います。あっちゃんこれまでは家族全員出演NGにしていたそうですが、弟のFISHBOYとも共演するようになってこのへんの考え方も変わったんだろうなぁと思います。萌ちゃん自体の番組出演も増えていってるし、どんどん活躍していって欲しいです。
ただ、どういう風に武器にしていくかは工夫していかなきゃいけないところですよね。いろいろ試してる時期だと思うので、じょじょに練られていくんじゃないかなーと思っています。
(一個思うのは、萌ちゃんのトークはともかくあっちゃんのノロトークはたしかにウザいのでw慎吾くんでも誰でもいいので「うぜーよ!この新婚ボケ!中高時代イケてなかったくせにちょっと可愛い奥さんできたからって勘違いすんじゃねー!」と愛あるツッコミがあるといいなぁ…とw

イノエルのイキリキャラが、野放しになってるとただ不快なだけなんだけど石田さんや周囲の人が「オエ〜…!キモチ悪いねん!」って視聴者を代弁して突っ込んでくれることによって「あ、これやっぱり気持ち悪いんだ」と安心して笑えるものになるのと似た感じで、あっちゃんのノロトークも「これはウザいと感じて大丈夫なものですよ。ほらウザイですよね!」という処理をいっこのっけてもらえると見てる方が消化しやすいんじゃないかなーと…。個人的な意見です。)

祝福と応援

いろんな考えがあると思いますが、私は応援してる人が好きで選んで結婚した以上はお相手も含めて応援したいというか、われわれがみよこさん(藤森母)やけんごさん(藤森兄)やFISHBOY(中田弟)を愛するのと同じように、萌ちゃんも(中田嫁)として、オリラジファミリーの一員として好きでいたいという気持ちがあります。
その方がきっと応援してて楽しいと思うんですよね。単純に。結局「彼らが幸せであってくれればいい」というのが結論ですから。

その上でその相手が萌ちゃんで本当に良かったと思ってます。そもそもお互いが選んだ相手ですからファンとは言え周りがどうこう言うことはないんですが、ファンから見ても面倒くさくて愛しづらいと思われるあっちゃんに…よくもまぁこんなピッタリの素敵な可愛らしい奥さんが…!!(ToT)人生頑張ってればいいことあるんだなぁ、あきらめちゃいけないんだなぁ…と希望が湧いてきます。
FISH BOYのおめでとうコメントも良かった☆

兄が結婚。 | FISHBOYオフィシャルブログ「全国民ダンサー化の野望 踊ればいいのに。」powered by Ameba
こんなに嬉しい事は無い。
昔の兄を知っているだけに
人って努力すれば
素敵な事が起きる
ってことを背中で教えてくれました。

最後はデータじゃなく「気持ち」

結婚についてはいろいろ考えすぎなくらい考えた結果だと思うし、その考えた結果もありつつ結局最後は本当に好きで好きでたまらなくて結婚したんだというその衝動もすごく嬉しく幸せに思うし、というか実はあっちゃんがこんな幸せな結婚ができるなんて昔はあんまり思ってなかったから(←さりげなくヒドい)本当に感涙というか、これはあっちゃんが慎吾くんをはじめたくさんの色々な人と出会って成長して、人間学校を進級(卒業できてるかどうかは知らないw)していった結果だと思うし、萌ちゃん本当にこれからもどうぞどうぞ末永くよろしくお願いしますという感じです。

萌ちゃんマジ勇者

というわけでまとまりがなく、長くなってしまいましたが(熱量…すいません)自分なりの感想を書いてみました…。
色々書きましたが要約すると結局下記に尽きるようです。
『マジ嬉しいよ‥!だってすごくない?だってあのあっちゃんだよ!?あのあっちゃんがだよ!?すごくない??
萌ちゃん‥‥!マジ勇者!!!!』

お前はあっちゃんをなんだと思ってたんだよ‥と言われそうですが( ̄▽ ̄;)
末永く仲睦まじくいて欲しいです。
仕事でも慎吾くんという最強のパートナーがいて、私生活でも可愛らしい心強いパートナーができて、あっちゃん羨ましいです。ずるいぞ。

大事なのはこれから

そして当然のことながら結婚してもあっちゃん&慎吾くんでオリエンタルラジオであることには何も変わりはなく。常々相方は内臓、と言っているオリエンタルラジオですから、コンビとしての関係性もさらに強固になってくれればいいなぁ、と願っています。

結婚って大きな出来事ではあるけど、これからまだまだ続くオリエンタルラジオの歴史においてはひとつのトピックにすぎないんですよね。この出来事をきっかけに彼らがどのように変化していくのか、今はそちらに興味津々です。