NHK-BSプレミアムの「熱中スタジアム」アメコミ特集!
今日の「熱中スタジアム」がアメコミ特集なんですが楽しみすぎて待ちきれず、つい書いてしまった。
私、高校生から大学生という多感な時期をなぜかアメコミオタクとして過ごしてました。*1
社会人になるとともにトーンダウンしていたんですが(そしていつの間にかお笑いオタクになってるとか…)
熱中スタジアムでアメコミやってくれるって聞いてまた滾ってきてしまいましたぁぁぁぁぁぁ。
アメコミと日本のマンガの違い、ざっくり。
制作形態による違い
- 日本のマンガは、作者がストーリーを作り絵を描きペンを入れて最後まで仕上げるけど、アメコミは設定考える人、ストーリー作る人、絵を描く人、ペン入れする人、彩色する人がそれぞれいて合作分業制。
- アメコミは(そうじゃないのもあるけど)基本ヒーローモノ。そのヒーローは作者のものではなく「会社」のもの。スーパーマンは1938年、バットマンは1939年が初登場だけどいまだに現役バリバリで新作が描き続けられている。
- アメコミで有名なのはMarvel Comics(SPIDERMANとかX-MENとか)とDC Comics(SUPERMANとかBATMANとか)で、私は主にDC Comicsのヒーローが好きです。
- 会社ごとにさまざまな「ヒーロー」がいて、彼らを軸に世界が構築されています。ヒーローの出自や能力はバラエティ豊か。それぞれのヒーローが顔見知りでチーム組んで行動してたり単独だったり仲良しだったり仲悪かったり。世界規模の危機に対しては通常の枠を超えてタッグやチームになって一緒に戦ったりします。(ワンピースのルフィとこち亀の両さんが一緒に戦ったりするような感じ)
- 基本的な設定はあまり変わらないけど、マンネリ回避のためにか割と頻繁に「宇宙を揺るがすような」大事件が起きて作品世界の歴史が改変されたり、別世界モノができたり。ちょっと目を離すと死んでたり行方不明になってたり別のヒーローが代役してたり引退してたり、死んだと見せかけて実は生きていたり復帰再登場したりよくあるし、かと思えばそれらの歴史や出来事を全部リセットかかって「無かったこと」になったりするので情報追う方も大変マゾいです。
- 基本1つのお話で1冊。これが同時に毎月何シリーズも出ていて、大きな事件が起きると複数のシリーズで同時にお話が動いたりいて、全部把握しようとするといろんなシリーズを読まないといけなくてたーいーへーん。
- ヒーローたちは大体悲しい過去を背負ってます。家族が死んでたり生い立ちが悲惨だったり。それが悪と戦う原動力になってることが多い。戦ってる途中に仲間が死んだりトラウマ背負ったり愛憎ありぐっちゃぐちゃ。
熱中スタジアム「アメコミ」で取り上げられる主なヒーロー
SPIDERMAN
- 冴えない男子高校生だったが実験施設を見学した際に放射能汚染された突然変異の蜘蛛に噛まれて特殊能力を持つようになった。
- ある日強盗現場に出くわし、自分は関係ないやと見逃したところその強盗が自分の叔父を殺してしまった。叔父の「大いなる力を持つ者は大いなる責任を伴う」という遺言に感銘を受け、特殊な力をもつ自分はやるべきことがある、と正義の味方に。
- 職業はフリーのカメラマン。SPIDERMANが敵と戦ってるところを特殊カメラで撮影し、新聞社に持ち込む。(それなんて自作自演・・・)
- 性格は明るくて気さくで親しみやすく、美人な奥さんとラブラブ。ヒーローの中では割とふつうでヒーローとプライベートのワークライフバランス的なことや家族のことで悩む小市民的な人。
IRONMAN
- 億万長者。社長。天才的発明家。武器商人。パワードスーツを着て戦う。(あまり知らない・・すいません)
- MARVELあんまり知らないけどMARVEL代表ならキャプテン・アメリカとかマイティ・ソーなんじゃないのと思うけどアイアンマンが映画化される関係なのかな。映画化ならX-MENだけどワラワラ出てくると説明大変だからかなー。それともBATMANとの対比のためかしら。(個人的にはIRONMANはBATMANとタメはれる格ではない気がする・・・ってIRONMANファンの人すいません)
SUPERMAN
BATMAN
- 富豪の息子。幼少の頃両親を強盗に殺され、トラウマから自らの肉体を極限まで鍛え、財力にモノを言わせて特殊な武器や道具を使い、悪党を震え上がらせるために夜ごとコウモリの格好をして犯罪者を取り締まる自警活動を行うようになる。法的正当性なし。冷静に考えると仕事でもないのにコウモリの格好して悪と戦うとかちょっとどうかしちゃってる、常軌を逸している人。
- 小さい頃に両親を亡くし、執事のアルフレドに育てられた。温かい家庭を知らないため人づきあいが苦手。厳格で冷酷な性格。表向きの青年実業家の時はプレイボーイを装っているが恋愛は長続きしない。根暗。愛情を示すことが苦手(相棒のナイトウィングやロビンに対しても基本ツンデレ)
- 特に特殊能力を持たないふつうの人。しかしめちゃくちゃ努力して鍛えたおかげで格闘術の達人。でも秘密道具があるとはいえそれで他のヒーロー(宇宙人とか神様とか特殊能力てんこ盛り)と対等にやりあえるのはホントどうかしてる。頭脳明晰知略の達人で相手の裏をかいてうまいこと勝つ。畏怖の対象。
- 財源は自分の会社の裏金(それって…。)豪邸の下に秘密の洞窟がありそこを秘密基地にしている。武器兵器特殊車両各種取り揃えており、他のヒーローの秘密基地にもお金出してあげたりある意味DCのヒーローのパトロン的な面も。やりたい放題。
- 殺人はしない。BATMANのテリトリーのゴッサム・シティの犯罪者(ジョーカーとかペンギンとかトゥーフェイスとか)はほとんど精神病患者なので、犯罪を犯して捕まってもアーカム・アサイラムと呼ばれる精神病院に収容される(少数いる正気の犯罪者はブラックゲート刑務所に入る)。基本更生したりしないので脱走してまた犯罪を犯すいたちごっこ。
BATMANの仲間
偏屈な割には結構周囲に仲間というか弟子というか舎弟のいるバットマン。
強い信頼関係や絆がありつつも感情的な行き違いやコミュニケーションロスから誤解したり仲違いや反発したりと微妙な関係が面白いです。
- ディック・グレイソン(初代ROBIN/NIGHTWING)
- サーカスに行った際に空中ブランコ乗り夫妻の死亡事故*2を目撃したブルース。両親を亡くしひとり孤児になった幼い少年ディック・グレイソンにかつての自分の姿を重ね合わせた彼は、ディックを養子として引き取る。
- やがてディックはバットマンによる訓練を受け、鮮やかなコスチュームを着て相棒ROBINとして戦うように…。*3。(そしてそもそも独身男性が男の子引き取って一緒に暮らすとか‥と当時からえんえんとゲイ疑惑も発生中)
- 成長するにつれ反抗期?となり横暴なバットマンに反発し、アイデンティティに目覚めて家出。ロビンのコスチュームを脱ぎ捨て隣町で新たなヒーロー、ナイトウィングとして活動をはじめる。
- バットマンと同じく特殊能力を持たない単なる人間関係。ただもともとがサーカス育ちなので身のこなしが軽い。コミュ力も高くリーダーシップを発揮して若手ヒーローのリーダーに。快活な性格ゆえとにかく女の子にもモテモテ。
- あんなやつもう知らない‥!という態度を取りつつ、こっそりお金送ったり様子見に行ってピンチになったら助けたりとストーカーしつつ世話を焼くツンデレバットパパと衝突しつつ理解しあっている。現在は和解(たぶん)
その後いろいろあって二代目ロビン、三代目ロビンときて今は四代目ロビンまでいるみたいなんですがやっぱり私の中では初代ロビンのディックくんが最愛です。あと三代目のティムね!*4語りはじめるときりがないです‥。
旦那さんに「私またアメコミにはまりそうなんだけど…」と言ったら「えー、紙媒体増やすのやだ。電子書籍とかで買って…」と言われた。
調べたらこんなアプリがあるらしい‥!
「DC Comics」をApp Storeで
かっちょええ。未来来てるな。
というわけでバットマン面白いよ!アメコミまた再燃するかも!というただの愛ぶちまけ記事でした。