M-1GP 2010 最後の決勝戦。スリムクラブありがとう。

最後のM-1が終わりました。
最終決戦が特に印象に残った。というかスリムクラブがw
スリムクラブが決勝行った時に

スリムクラブが選ばれたということは、M-1を壊して掻き回して葬り去ってほしいという審査員の意向だと勝手に受け取りました。スリムクラブにはお茶の間の時空を歪めて恐怖と笑いを巻き起こし、M-1を埋葬する墓穴を掘っていただきたいです。

と書いていたのがその通りか期待以上に叶いました。本当にありがとう。

決勝最終ラウンド

敗者復活戦が終わった後、そのまま大井競馬場のスクリーンで決勝見ていました。スリムクラブは決勝に進出したのだけでもだいぶ信じられなくて大爆笑させてくれたのに、1本目でも爆発起こしてまさかの2本目も見られることに!嘘でしょ?夢か?と思いましたw 一本目も二本目もドカンとやってくれて、競馬場のお客さんが揺れてました。
その後の笑い飯パンクブーブーがさほどでもなかったので(私がスリムクラブショックでふわふわしてたせいかもしれないけど)、もしや本当にスリムクラブが優勝してしまうのか?とハラハラ。気が気でなくなってきたw
投票ではじめの二票がスリムクラブに入った時はものすっごいドキドキした。
結果3vs4で敗れはしましたが、ほんとにやってくれたなー。どうもありがとう!
スリムクラブに優勝してほしい気持ちもあったけどやっぱりそれは恐ろしいので笑い飯素直におめでとう。大団円。悲願達成です。
パンクブーブーも敗者復活から勝ち上がってファイナルラウンドへ。前年度王者の意地を見せつけました。
まぁそうなるでしょうね、という予想通り。準決勝でなぜ落ちた!と思ったもの。
でもまぁ、おかげでパンブーは最後のM-1で敗者復活の大トリを務め、ファイナルラウンド3本目で最後の漫才をしてM-1の大トリも飾りました。M-1のすべてを味わったと言っても過言ではない。
なかなかできる経験じゃないです。立派でした。

準決勝審査について

準決勝審査についてパンクを決勝に上げなかった事にはむぅ‥とやっぱりちょっとモヤモヤはあって、
パンクは最初から決勝行ってて良かったよね。おかげで他のコンビに夢がなくなりすぎだよね、という気持ちはあるw
でもスリムクラブを上げたのもまた準決勝審査員な訳で。あれはとてもとてもGJでした。
予選見たけどもし自分が準決勝審査員だったらスリムクラブはあげてなかったと思うし(汗
M-1向じゃないと思ってたけど、出してみたら意外とハマったみたいな嬉しい驚き。

M-1準決勝の審査って晩餐会に出す料理8皿を選ぶプロデューサーみたいなものかなと想像。
屋台で食べたら美味しい料理も晩餐会で出てきたら場違いで変だし美味しく感じない。
あの場でどんな料理だったらお客の口にあうか、美味しく食べてもらえるか、冒険したり手堅く抑えたり色々考えて選んでるはず。どの皿も基本美味しいんだけどその場に合う合わない、M-1という場所で出してはまるかはまらないかは絶対あるから。

こってりばかりでもお馴染みの味ばかりでも奇をてらった料理ばかりでも決勝見てる客は文句を言うから、出来るだけ多くの客さんに美味しいと思ってもらえるようにバランス良くいろんなパターンの料理を選ぶ。
スリムクラブB級グルメ(もしくは珍味?)。M1決勝というレストランでは出てこないと思ってた。
あえて挑戦した審査員はすごいチャレンジャー!

失礼な話ですけど。「え、この料理私は好きだけど裏メニューだと思ってた。こんな大々的に認められるものだったの!?びっくり!」て感じf^_^;)世の中何があるかわかりませんねぇ

決勝に出なかった料理も基本全部美味しい。決勝出てもおかしく無い組は沢山あった。
でも、コンテストだから、ただ美味しいだけじゃなくて他と比べてとか大会の中の位置付けとか、
当人の努力じゃなんともならない色んな要素が入って来る、そのコンビが自己ベストの100点の漫才やっても合格しない事もある。それはもうどうしようも無いことなんだと。

そう自分の中で整理をつけました。
というかいろいろモヤモヤ思うことはあるけど、スリムクラブの快挙が全部壊して全部救ってくれた。
ものすごくドキドキする楽しいファイナルラウンドでした。


もう終わっちゃったのがただただ寂しい。たくさんの芸人さんやお笑いファンが愛し、涙し、笑ったM-1GPはその役目を終え10年の寿命を全うしました。
数々の思い出をありがとうM-1。安らかに眠ってください。