週末よしもとM-1グランプリ千葉(4/10)その2オリラジ分

他のコンビと全体の感想は一個まえのエントリ参照です。

オリエンタルラジオ

オリラジの漫才は昨年の敗者復活戦以来…ずいぶん間があいてしまったなー。でもその分かなり楽しみにしてました!

  • 中田さん黒スーツ。藤森さんグレーのスーツに紺のシャツで登場(あれ…?いつもの白シャツと違う、なんだか不思議な色の組み合わせ…。最近そうなの?たまたま?)
  • 第一声、中田「ご存じ僕たちです!」藤森「だめだよそんな言い方、ちゃんと挨拶しないとー」これでちゃんと笑い起きるのが強みだと思う!やっぱり知名度ある。
  • 満席で立ち見もいるのに最前列が空いてる!良い席のチケット買ったけど敢えて行かない!という…と空席いじり。
  • さっきご存知なんて言いましたけどなかなか個人名までは覚えてもらってないと思うんで…と中田さん→藤森さんと自己紹介ネタ。
  • 僕は友達ひとりもいないんだけど慎吾くんは友達も多くてこの前も女性芸能人とアドレス交換したんだよね?ロンドンハーツでしたっけ?となんと軽くですがブラックメールいじり!会場からも笑いが(これくらいさらっと触れるくらいで良かったー。ドキドキした。話題になってること知らない人もいるでしょうしね。ちょうど良かったのかなと)
  • そうじゃなくて徹子さんのアドレス…でと徹子の部屋にいらっしゃいネタ。
  • 休みの日に二人がエスカレータですれ違ったネタ。
  • 「休みの日にあっちゃんと会うのもいいですけどやっぱり女の子とデートしたいよね…」と合コンネタの流れに。王様ゲームの後、デートの待ち合わせは109の9のところ。(いつもなんとなく思うのは、9のところにいる後かっこよく飛び降りてポーズ決めたらきっと会場からおおーの声が上がって面白いなーとwすぐハチ公の背中に行ってしまうのでなんか勿体無いですw)
  • 中田敦彦総理大臣。ムーンウォークでダダンダンダダン!の部分は会場から感嘆の声が!
  • ちょこちょこはさんできたメガネいじりでもくすくす笑いが起きていたし、最後藤森さんがキレキレになるところもかなりウケてました!
感想
  • 2009年会心作の「デートの待ち合わせ」やっぱり何度見ても笑ってしまうんだけど、一番笑いが取れる(と私は思うw)ハチー!の部分、肝心の元ネタの映画がそろそろ忘れられてきてて賞味期限切れになりそうなので悩ましい。うーん時事ネタって難しいなー。
  • 徹子さんからのメールといい、エスカレータのすれ違いといい、トークの持ちネタを漫才に入れるようにしてるんですね。元々トークには定評があるし、自然な感じでいいのかもしれない。「ふたりで話しているのが楽しかったから漫才をやりたいと思った」と昔のライブ後のQAコーナーで語っていたというのを思い出しました。そこがオリラジの漫才の原点ならばきっとこれは正しい方向なんだろうな。
  • 「◯◯屋と客」とかその設定の役を演じたり、ストーリーの中で◯◯な人、というキャラになって演じる漫才が多い中で、そういう方向に行かずあくまでも「中田と藤森」のままで漫才ができるというのは知名度とタレント性があるからこそなんでしょうか。
  • でも中田さんが女王様や総理大臣などキレキャラに豹変するところ、なぜそうなるかの前振りが無くそれがどんな性格の人物かもわからないので、突然出てきた感じがしてやや会場が置いてけぼりにされる雰囲気があるなと思いました。(ハマカーン浜谷さんの「いちいち難癖をつける人」は漫才の中で彼のこだわりや性格は一貫性があって初見の人でもわかるし、モンエンの「後づけで難しい設定にしてくる」西森さんもカナリア安達さんの「妄想が暴走する人」もそのキャラなりの論理があるんだろうなというのは伝わってくる。)
  • 『中田はこういうやつで、それに対してこう反応する藤森(逆もしかり)』という漫才の中でのキャラ付け、ふたりの関係性が一貫してる漫才が見てみたいなーと思いました。
  • なので構成が上手いかとか漫才としてどうかという点で見られるとそういうところでは評価されにくい漫才かなとも思うんですが、演技力やタレント性は何組か比べて見ても突出してると思うので今年のネタも楽しみです。
  • 今回、お笑いファンではない友人を連れて行ったのですが、どうでしたー?誰が面白かった?と聞いたらオリエンタルラジオが面白かったって言ってくれてて嬉しかった。ふふw