浅草演芸祭(1/30)

面子のカオスさに惹かれて前売り券を購入。行ってきました。

[司会]ビートきよし [出演・司会]NON STYLE [出演]キュートン / タイムマシーン3号/ジャルジャル / ライセンス / 弾丸ジャッキー / 中川家 / 灘康次とモダンカンカン / 宮川大助・花子 / おぼん・こぼん

しかし久々の浅草に浮かれて遅刻しました・・・。タイマ3号のネタ順で着席。

タイムマシーン3号M-1敗者復活と同じ 「女の子供ができたら…」というネタ。なんかM-1時より面白かった気がする。気持ちよく笑えました。
NON STYLEはバー→野球選手のネタ。持ち時間大目だからなのかいつもより格段にゆっくりとしたテンポで、アドリブも多かったのか二人が素でお互いに笑う場面も。とにかくデイ様の素晴らしく気色悪いイキリ炸裂で会場から大きな悲鳴が何度も巻き起こるw
あまりの悲鳴に一瞬後ろ向いて苦笑してしまうデイ様w
石田さん動きも冴えてるし言葉のたとえのセンスもいい。(シェイカーを振る姿を「カッコつけてるかつおぶし」とか「味が行方不明」とか。)いろいろ詰まったバランスの良い漫才。全方位隙なしでした。面白かった。
弾丸ジャッキー→たいそーせーんしゅと!自衛隊の「だるまさんがころんだ」「ゾンビ(匍匐前進はや!)」「野球監督のサイン」「拷問」…どれも体力を使うネタです…。好きです。
ライセンスはCM→ディズニー→カーナビ。相変わらず圧倒的な人気です!今日はゆっくり観賞できました。井本さんカッコイイね。
中川家は登場時におおーの声。浅草で見た変なおじさん、新幹線に閉じ込められた話、駆け込み乗車をするサラリーマンの物まねなど。たぶんほぼアドリブ。相変わらずフリーダムです。それでこれだけのもの見せられるんだからすごいなー。
ジャルジャルは登場時に今日一番の爆発的なキャー!ネタは「野球部の麦わら」ネタ。面白いんだけどなんか微妙な気持ちになってしまう部分もあり。力を抜いて!でだらんと全脱力する部分とかは面白いんだけど、一生懸命なのにコミュニケーションができない、意思疎通ができないもどかしさってなんか悲しくなってしまう。
U字はいきなり「ご存知かと思いますが婚約発表を…」と言い出してマジか!と思ったら海老蔵ネタだった。「栃木の海老蔵って言われてますからね」「川エビだろう!」には笑ったけどあーびっくりしたw ゴミ不法投棄、電車内のマナー、ドライブ、気に入らない人、東京に染まった福田、とかのあたり。ホームランは出なかったけどさすがの安定感です。ごめんねごめんねは無しだった。
モダンカンカンは…夏祭りとかビアホールとかで酒飲みながらだったら楽しく見れると思う。そういう感じ。正直ちょっと浮いてました。
すごい!と思ったのが宮川大助花子。大助さんが倒れてから3年、変わらぬ夫婦愛。人生とは幸せ探しの旅である…なんかいい話。花子さんがキュート!引き込まれるしうまいし笑えるし、すごいですね。さすがだ。
ラストはおぼん・こぼん。たしかLIVE STANDか品川花月で見たネタ。タップダンスからはじまり、青森のJA営業であった不快な出来事。ショー的な魅力ありますね。

ネタ以外で思いっきりダメ出しさせてもらいたいのは中盤のトークコーナー。「浅草演芸史を振り返る」というテーマをよそにもうぐっだぐだで脱線しまくり、しかも長くてツライ。スクリーンにやっつけで作られたような年表出てるけど説明するわけでもなし。演芸史を振り返るならスライド作るなりクイズ形式にするなりなんか工夫してほしい。MCも進行頑張ろうとしてたのはなんとなく伝わったけどもっとガンガン仕切ってほしかった。ゲスト(大村昆さんと捕鯨船の店主)に好き勝手トークさせちゃいかんよ…!正直このコーナー全カットでもよかった…と思うくらいでした。

特筆すべきは演出でのキュートンの使われ方w トーク後、休憩に入る前の演出でキュートン登場。パイプ椅子に艶然と腰掛ける奴姐さん。ジェンカの音楽にあわせて踊りながら奴姐さんに近づくキュートンメンバー。その股間を順々に蹴り上げる奴姐さん。説明無しに降りる幕…。ナニコレー!と会場爆笑でした。
そしてすべてのネタ終了後にも、アジカンの音楽と共に出てくるキュートン。キター!ですよ。ポージングを決めた後、相撲ブラザーズが前に進み出て、巻物を広げるとそこに「終演」の文字。カッコイイw 盛り上がりました。

若手と大御所の融合、ゴッタ煮感の感じられる面白いライブでした。キュートンの使いかたとか結構良かったと思う。若手組のチョイスが好みで、大御所組のチョイスとトークが改善されてそうならまた来てもいいかなぁ…。次回は12月19(日)だそうです。思いっきりM-1とかぶりそうな予感。