世界の果てまでイッテQ!! イモトのキリマンジャロ登頂プロジェクト

アフリカ最高峰のキリマンジャロ登頂に挑むイモト。
珍獣ハンターとして世界各国でいろんなロケをしているけど、
本来のイモトはアスリートでもなんでもなく、普通の女の子。
それが、お笑い芸人とはいえここまでやらなきゃいけないものなの?
と何度も思いながら見てました…。


しかしイモトは本当にすごい。
現地人の経験豊富なチーフガイドがダウンし、番組スタッフも顔面蒼白で人格崩壊する極限状態の中でのアタック。
とうとうADとDまでもが脱落し、スタッフはカメラマンのみに。
そんな中、「登頂するのが目的だから」と自分を奮い立たせ、歩き続けました。


見事頂上のウフルピークに到達。ディレクターが来ていたら気の利いたコメントのひとつもさせたのかもしれませんが、演出家不在の中でイモトから出てきたのは本当に飾らない言葉で、だからこそ素直に心に響きました。


番組オーディションで珍獣ハンターの座を射止め、人気者になったシンデレラガール。
「本当はカスッカスの人間で、このままいくと一発屋で消えるパターン」
「登頂できなかったら、何やってるんだって思われるという不安はある」
と悩みを吐露していたけれども、イモトがそこいらの凡庸な人間じゃなくて
物すごいパワーと闘志と潜在能力を秘めた人間だということは画面からバシバシ伝わってきます。

芸人としての下積み経験もさほどなく「自分は引き出しになにもない人間」と悩むイモトは、
その言葉とは裏腹に、今、普通の人には一生かかってもできない経験をしまくって、鍛えられて、
人間としての引き出しにバンバン宝物を詰め込みまくっているんでしょう。


どんな場所でだって、どんな状況でだって、それなりに楽しんで生き抜いていけるという適応力の高さ。
先のことはわからないけど、今設定されたゴールに向かってがむしゃらにひたむきに頑張る姿。


なんかK-1や潜水に挑戦した春日の「鈍感力」とだぶります。


だからイモトはきっと大丈夫、今のステージが終わっても、また新しいステージで新しい一面を見せて生き残ってくれる、って思いたい。
これだけの逸材、周りがほっておかないでしょー。
ヘンに変わらないで、周りのスタッフに愛されて支えられて、大事に育っていって欲しいな…。


イモト、体に気をつけて、安全に気をつけて、頑張って!とおかーさんのような気持ちで応援しています。