大号泣。マンボウやしろDEEPライブ『潜水』

マンボウやしろ告別ショー「ピザババアの唄」の千秋楽の前の時間に開催されたトークライブ。

6月10日のライブは
いつものトークライブに来れない方も来れるかもしれないので、ますば通常のトークライブの空気で話をしたいと考えてます。

それから過去3年のカリカの単独ライブで使用したオープニングなどのVTRをいくつか適当に解説付きで流すのと
昨年
僕自信が書いたブログの中からいくつかを自分で朗読して、それに合った曲を流して聴く!という恥ずかしいこともやる予定です(笑)
http://yashiro.laff.jp/blog/2012/06/post-3198.html

というので行って来ました。これが、まさかあんな大惨事になるとは…(笑)
記憶だよりで書いていて、その記憶も相当ぐっしゃぐっしゃにかき乱される出来事があったので、言葉や内容は正確でない部分があると思います。
なんとなく雰囲気で…。ご了承下さい。

マンボウやしろDEEPライブ『潜水』
日時6/10(日)開場13:30 開演14:00 会場 銀座博品館
出演 マンボウやしろ

Blog本

昨年1年間のBlogを社員さんが本にまとめてくださったそうで、それを会場限定で販売。一冊2,000円なり。やしろさん苦笑しつつ「本だと思えば高いかもしれませんが、会場限定のグッズだと思ってもらえれば…」もちろん私は買ったよ!
あらためて一冊にまとめてみると「我ながらいい文書くよな〜と思った」とのこと。同感です。
解散についていろいろBlogに書いていて、それを読んだハイキングウォーキング松田さんにいつまでもメソメソするなと怒られたそうですが、「でもそんなこと言ったってねぇ!いいじゃんねぇ!(怒 こっちは何年もやってたわけなんだからさぁ!」とやや逆ギレ気味の反応でした…(笑)
癒えてねぇ…!wまぁ私もなんですが(-. - ;)

しゃべるコント

2009年の単独「しゃべるコント」について。
昔聞いたチャゲアスの「僕が倒れたら君が愛を語れ、君が倒れたら愛が愛を語れ」みたいな曲(ASKA / 君が愛を語れ)が頭にあり、「ふたりが倒れたらコントがしゃべり出す」というコンセプトに決定。開始から連続でセリフ数の多いコントを演じ、伏線をたくさん貼り、最後の20分はしゃべらずにどれだけ笑いを取れるか狙ったとのこと。(圧巻でした…。私がカリカファンになったきっかけでもある。)

しゃべるコント VTR「林の浅草ロケ<家城のモテる国はどこだ?> 」

しゃべるコントで使われたVTRを上映。やしろさんも舞台にねっころがって鑑賞。

ブサイクランキング1位になった家城さん。「あいつがブサイクだなんて…そんなはずないんだ…あいつがモテる国がどこかにあるはずなんだよぉ!」小芝居をして走り去る林さん。

(VTRの中の林さんを見て「これバカにしすぎでしょ!」とつっこむやしろさんw「こんな小芝居してるなんて全然聞いてませんからね」)

浅草で外国人観光客に家城さんの写真パネル(上半身裸のヒドイ写真…)を見せて、「この人はあなたの国ではモテると思いますか?」と質問するもだいたい「No!」と即答。 「この人のことをどう思いますか?」と質問すると「連続殺人鬼」「Cave man」などヒドイ反応ばかり。それを聞くたびに嬉しそうに笑い転げる林さんw
しかしチェコから来たひとりの人に同じ質問をすると「Yes、モテると思うよ?」との答えが!
結論:家城がモテる国はチェコだ!

こうやってこの頃からちゃんとブサイクキャラ付け頑張ってきてたんだなぁ…
(って言う見方はどうなのかわかりませんが)
この時から連続1位で2011年に見事殿堂入り。本当におめでとうございます。

魔王コント

2010年の単独ライブ「魔王コント」について。
「観客が予想した方向性をいくつ裏切ることをいくつできるか?」をコンセプトに、7つ集めなければいけない魔法のアイテムがすぐ揃ったり、魔王を倒そうとしたら自殺してたり、とにかく客を裏切り続けることを狙った。
…というのを単独終了後に林さんに言ったところ「そうなの!?今はじめて知ったんだけど。言ってくれなきゃわからないよ!」と怒られたとのこと(笑
そう思って読み返すと確かに拍子抜けと裏切りの連続ですw↓
カリカ単独ライブ「魔王コント」あらすじ - Sugarsの日記

偽OP

前年の「しゃべるコント」が評判だったので、上がっていたハードルをリセットする目的で「芸歴二年目の若手芸人が作りそうな」OPVを作成。ポルノグラフティの「APOLO」にのせて新宿駅の改札から出て劇場へ向かう林と家城を早回しで撮影。しかし「これはこれで‥」というそれなりな感じのVTRになってしまい、狙ったような「大丈夫か?」感は出なかったとのこと。(かっこいいですw)
当時話してた裏話のレポ↓
カリカ単独ライブ「魔王コント」緊急お詫び公演 - Sugarsの日記

カリカの師匠出演のOPV

毎年カリカ単独のOPVに出てもらってる女の子はカリカの師匠と言う設定。
しゃべるコントでは忍者のコスプレをしてもらった。その頃から小学生にコスプレさせるのは如何なものかと言われてはいた。
子供に出てもらったのは前々からカリカで子供番組をやりたい、カリカと子供っていいなと思っていたからで、やしろさんの考えるカリカの子供番組の設定は、「子供の方が地位が上で、基本虐げられてるやしろとそれを放置してのさばらせている林。たまに林がキレたりやしろがキレたりする」というものらしい(笑)
毎年出演してもらって成長記録のようにしていこうと思っている。今回のピザババアOPVの撮影の際「もう4回目だね。林は3回しか出なかったけど」と話しかけると「はい」と答えたそうで‥。何を反応に困る話題で話しかけているのか…。(笑)
魔王コントのOPVは本職の方に撮影してもらったそうで「黒の使い方が…黒味がいい!」と言っていましたがたしかにめっちゃカッコイイ!
2010カリカ単独OP「魔王コント」

タイガーバームガーデン撮影VTR

魔王コント内で使用したVTR。劇中でモチーフとしてタイガーバームを使うことになったので、じゃあ行っちゃいますか!と結構忙しい時期に仕事休ませてもらって、プライベートでプ○ミスで10万円借りて行った。…にも関わらずあまりにショボくて苔むしている(笑)。現在は無料解放されているそうです。つぶれる前にぜひ!w
ホテルもランクアップしてフォーシーズンズホテルに宿泊。VTRで林さんの顔写真パネルを持ち、飛行機で抱えて眠っていたり、タイガーバームガーデンの人形に持たせたりしてはしゃいでいた(笑)

毛皮のマリーズ星の王子さま(バイオリンのための)」

Blog本を朗読することになり、どこを読みましょうか…としばらくページをめくっていたやしろさん。ふと思いついて舞台中央に読みかけの本を伏せて、横にペットボトルを置く。
「皆さん好きな人のことを思い浮かべて下さい(思い浮かばない人は僕でいいです)。この本、好きな人がいつも読んでた本だと思って下さい。で、これは好きな人が飲んでた水です」「で、あなたたちの好きな人は死にました。」
サスください、もっと音楽ボリューム上げて‥と舞台監督さんに指示をして舞台からはけるやしろさん。(この、演出の指示の出し方がなんかかっこよくて、ああやしろさん演出してる時こんな感じなのかな…!って思ったらテンションあがった。)
舞台上に残された本とペットボトルにだけライトがあてられ、毛皮のマリーズの「星の王子さま(バイオリンのための)」がかけられる。流れる曲を聞きながら、舞台上に置かれた本とペットボトルをただ眺めている。

やがてやしろさんが舞台袖から登場。本を拾い上げて「好きな人が死んじゃって、部屋にやってきたらこの状態なんです。いつも読んでた本が置いてあって、水が置いてあって。その人、口下手でいつも好きなんて言ってもらったこと無いんです。でも優しくて、好きで…。で、この本読んでたなーってぱらぱら見てみると、…一枚だけとったふたりの写真がしおりとして使ってあって、『ああ、好きでいてくれたのかなぁ』とかって思って…僕、よくそういう音楽の聞き方してます。
…………やしろさん…………(;´Д`)  !!!!(←言葉にならない気持ち)
やしろさんの感受性の豊かさ、瑞々しさ、女々しさ、妄想力の豊かさは、こういうところで育まれているのだなと思いました。
やしろさんは片想いしている好きな人がいるのですが、色々想像したり物語を思い浮かべながら音楽を聴いていて、想いが高まりすぎていきなり猛烈なラブレター(メール)を送ったりするのだそうです。相手にしてみれば訳わからないでしょうけど、自分としては好きがたまりすぎてて一気に溢れだしてそういう行動に出てしまうんだとか。(こえーよw片想いのお相手、包容力のある方で何よりです…)
そういえばやしろさんの片想いのお相手、ある時ふと好きな気持ちが昇華して友達に戻れた、といつだかのライブで聞いたような気がしたんですが今はどうなんでしょうね。本当は、できれば両想いの、やしろさんのことを好きで幸せにしてくれる方が早く見つかればいいんですが…と余計なお節介。でも本当にそう想ってます。幸せな話聞かせてくれてもいいんだよ?という感じ。安心したいです…。

くるり「三日月」

解散した後、気持ちを整理するために音楽を聞きながらずっとただ電車に乗ったりただ歩きまわっていたりしていたというやしろさん。くるりの「三日月」をかけて皆で聞く。この曲は神保町花月で演出したお芝居「エクセレント!」でも効果的に使われていました。思い入れの深い曲なんですね。
「君と出会って 僕は初めて ひとりでこの街を歩いて行く。この寂しさを この寂しさを どうか優しさに変えてゆきたい どうか優しさに変えて届けたい」
どんな気持ちで聞いていたのか、もう涙腺がヤバイ。

Blog朗読「海産」

解散した日のBlog「海産」を朗読し、Blog中に記載された曲を実際にかける。「家でBlog見てて同じように曲かけて聴いてくれるミザリーみたいな(熱心な)人もそういないでしょうから」と言っていましたが果たして…?結構いるんじゃないの?

「『カリカは海産です。林はマイクとネクタイとメガネと七三をステージに置いて普通のオジサンに戻ります。旅館のオジサンに戻ります。』……まぁ実際はメガネは置いてないんだけどね」…(笑)

フジファブリック『銀河』を聴いている。

くるり『魂のゆくえ』を聴いている。

RADWIMPS夢番地』を聴いている。

解散の理由は、僕のことじゃないから書くのは違う気もするのですが、簡単な話、カリカ2人してこれ以上周りの人やお客さんに嘘をつけなくなったということです。

林が女であるということを隠すのに疲れたのです。楽屋でサラシを強くまく林をこれ以上見たくありません。そして、妊娠。そろそろお腹も隠せなくなってきたので引退することになりました。

14年半におよぶ嘘を
\(^o^)/\(^o^)/
本当に本当に申し訳ありませんでしたm(__)m

許されることじゃないのはわかってますが、軽いつもりでついた嘘がどんどん先に歩いてしまい、林ちゃんのフェロモンは乱れまくりの14年半でした。

ここは、鈴木おさむさんに「なんでこんなこと書くんだ」って怒られたそうです。ホントだよ(笑)
一時期、林さんの検索ワード「カリカ林 女」とか「カリカ林 妊娠」とかなってましたもんね。

野弧禅『東京マシンガン』を聴いている。

「あきらめるには早過ぎるような気がして 始めてみたんじゃないのか
あきらめるには 遅すぎるような気がして 終わる必要がなくなったんじゃないか」

「あれからどんくらい経ったっけ?あれからずいぶん経ったよな?」
「例えば週末の某副都心 スクランブル交差点のド真ん中に立ち尽くしては
ごった返す東京共をマシンガンで皆殺しにする
…そんなクソみたいな空想にふけっていた、あの頃の私はもういないんだ」

ひとつひとつの曲が胸に深く届いてきます。シンクロしてしまう。やばい。

舞台上に座り込み、土下座するように舞台に額をつけ顔を伏せて音楽を聴いていたやしろさん、様子がおかしい。音楽が終わっても顔をあげられず…
「あー…もう大丈夫だと思っていたのに…気持ちも一年前にタイムスリップして戻っちゃった…」
ひどい(笑)ひどいですですよもうこんなこと言われたら。号泣。舞台上も客席も(笑)
え、こんなに涙出る?ってくらい泣けてきちゃって。涙腺ぶっ壊れたみたいになって。
「…恥ずかしい。最悪だ。なんでこんな企画やっちゃったんだろう。悔しい…!」
舞台上に寝転んで足をジタバタさせてましたが、バカじゃないのそれこっちのセリフだよっていう。何こんなに泣かしてくれちゃってんの、勘弁して下さいよもう本当に(泣)ただただ泣けてきて止まらない。

解散について

悲しいって思うのは違うと。寂しいけど。父親が死んだ時に、別れは悲しいものじゃないと考えるようにしようと思ったそうです。
別れは遅かれ早かれいつかはやってくる。コンビでも、組んだ以上、解散するにしろ病気するにしろ年取って死ぬにしろ、別れの時がやってくるのは必然。
その時が来るのがいつか、というだけであって…と自分に言い聞かせるように語るやしろさん。
ふたりで、ダウンタウンさんやナインティナインさんみたいになってやる、なれると思って千葉から出てきて、ひとり居なくなって、それができなくなって、今まで作ってきたネタも全部やれなくなっちゃって…。
相方を幸せにすることができなくて、一緒にいると幸せになれなくて、十年以上やってきてそういう結果になったことは、負けは負けとして認めなくてはいけないと。大人になって「負けを認める」ってあまりないけど、一回認めてクリアした上で、またはじめなければいけない…というようなことを言っていたような気がします。(もう頭ぐちゃぐちゃでよく覚えてない)
やしろさんには単独があって、とにかく一年中ずっと単独のことを考え続けているから、お金がないとか仕事どうしようとかもちろんあるけど、単独で頭がいっぱいで、自分を保てていたと。(拠り所というか、アイデンティの一部なんですね。)
それが解散してしまって、単独のことを考えないで良い、考えられない時間があった時に、改めて「こんなに怖いものなのか」と思ったと。先が見えない、将来のこと、お金のこと、いろいろぐるぐる頭をまわって、「そりゃ相方も怖いって言うわ」というのがひとりになってはじめてわかったと。
(この部分、ピザババアのラストのシーンとまるっきりかぶります…)

相方

どの流れだったのか忘れましたが、「相方以外の人間の幸せを一番に考えるのは違うと思った」とも言っていた気がします。
あと「最近一番嬉しかった出来事は、誕生日におめでとうってTwitterで話しかけても無視してた相方が、昨日の単独初日にびわサイダーを差し入れに贈って来てくれたこと」と言っていました(笑)
林さんの誕生日にやしろさんがリプしてたのは見ていたんですが、林さん他の人には「ありがとうございます!」とか返してるのにマンボウはスルーだったので、ファンの間では「きっとメールとかで返事してるんだよ…そうだよ…」とか話されてたんですが、きっちり無視されてたのかw そしてそれを何気に気にしていたというのがやしろさんかわゆすぎる。
そんなマンボウ単独にちゃんと千葉限定びわサイダーの差し入れを送ってあげる林さんは超ツンデレだと思いました。マンボウ良かったね…!
相変わらず「元相方」じゃなくて「相方」って言い続けてるやしろさん。そんなとこも好きです。

生き方について

「30歳すぎて自分のことだけしか考えられないっていうのは病気だって気づいた」というやしろさん。
大事な人や親しい人がいたら、自分のためじゃなくてその人のために自分をわけてあげたい。100%自分を周りに注いでわけあたえてカラにして、そして好きな人や親しい周りの人からいくらか、70%でも自分に注いでもらって、そうして生きていくのがいいと。(本当にそう思います。人間は、ひとりで生きていけない。周りの人に頼って頼られて、支えあって生きていくものなんだなぁと。)

これからもオモチャとして笑われていたい。自分で遊んで下さい、というようなことを言っていた気がします。

最後は「しゃべるコント」のEDVを流して終演。
新橋SL広場で林さんの写真パネルを持ち「この人はあなたの会社にいますか?」と聞きまわるもまったく相手にされずキレて写真パネルを叩きつけたり、ラーメン屋で餃子を写真パネルの林さんに食べさせようとしている映像など。
ふたりとも若いんだー。楽しそうなんだー…でもってまた涙(笑)

終わって。

周り見回したら、みんな、めっちゃ泣いてた(笑)終演後の女子トイレの鏡とかひどいありさまでしたほんと。化粧崩れるってレベルじゃないです。

泣きすぎてその後ずーっと目がゴロゴロして痛かったです。泣きすぎで頭も痛くなった。
感情の揺り動かされ方がハンパなかった。ぐったり。千秋楽前にこれはひどいと言わざるを得ない(笑)大丈夫なのか。
エネルギーの持っていかれっぷりがひどかったです。なんなんだあのマンボウ。やしろさん怖い。
そしてこのあとピザババア千秋楽があったわけです(笑)
ほんと精神力使う一日でした。


カリカ解散からのピザババアまで、をなぞったようなライブでした。これが「潜水」。
そして「浮上」の名前がついたトークライブが、6/29(金)に開催されます。
内容は単独後に行くヨーロッパ旅行のことや、単独のこと。
ほんとに浮上してくれるんだよね!?見に行かなければ。

マンボウやしろトークライブ『浮上』
Lコード:34984
会場 :新宿ロフトプラスワン
公演日:2012/06/29(金) 開場18:30 開演 19:30
出演:マンボウやしろ、他!?