チャ落語に板尾さんも感心『板尾創路ノ大落語会』@神保町花月(1/13)

2012年はちゃんとブログを書こう‥と思いつつ間が空いてしまいました。
慎吾くんが落語「幇間腹」を披露した1/13の「板尾創路ノ大落語会」感想です。

板尾さんが最前列センターで観賞する「落語会」

  • 映画『月光の仮面』の予告編が流れた後、板尾さんが映画で使用した衣装だという着物で登場し挨拶。落語家が主人公の映画なので、記念に落語会を開催したとのこと。ただし板尾さんが落語をやるわけではなく、落語を披露するのは映画にも出演しているカラテカ矢部さん、映画の企画段階から相談にのっていたという笑福亭笑助さん、映画の落語指導を担当された鈴々舎馬桜師匠。…そしてなぜか?藤森さん。板尾「あいつ落語できるって知らなかったんですけど、落語できるからぜひ出してくれって言うんで…どんな感じか僕も聞いたことないんですけどね」おおっ、そんな感じのキャスティング?結構アウェイ…?(汗)ドキドキです。
一番手カラテカ矢部さん『金明竹
  • 「映画では前半をやったので今回は後半を…」ということで始まったのですが、板尾さんが客席最前列ドセンターで見ているということもあり緊張が伝わってくるようでハラハラw
二番手笑福亭笑助さん『桃太郎』
  • さすが堂々とした話しぶりで面白かったです。「落語は光景を思い浮かべて想像力で楽しむものなのでもし万一面白くなかったら皆さんの想像力が‥」という掴みに笑ってしまったw 昔の子供と今の子供の違い。今の子供の達者さよ!
監督対談コーナー
  • それまで最前列センターに座っていた板尾さん、それに脚本&監督補佐の方、板尾さんと親交の深い監督の方がのっそり舞台上にw 進行役の女性と4名で映画制作の経緯や撮影現場でのエピソード等お話されていましたが皆さんシャイなタイプなのかゆったりとしたペースで…MCの女性もやや苦慮しているような雰囲気でしたw
  • と、そこにピンポンが鳴って「遅れてすいません!」と藤森さん登場。どうやら前の仕事(テレビ収録?)が押したようで、なんと対談の途中から参加。到着早々いきなり舞台で当人は緊張したかと思いますが、ファンの欲目か登場と同時にパッと華が出た感じでさすがだなーと思いました。脚本兼監督の方にもたくさんいじって頂いてて面白かったです。
  • 「もうこの映画(月光の仮面)見た?」という質問に「えー…僕は映画館で見ることにしてますから!」と上手い返しw「嘘だーうまいこと言いやがって」と突っ込まれ「いやいや僕、自分の映画でもそうでしたから…」とオリラジ主演映画『津軽百年食堂』の話を出してみたり。「監督が大森陽一監督で、父が伊武雅刀さんで、相手役が相武紗季ちゃんで…」「ちゃんとした映画やん!」「ちゃんとした映画ですよ。僕、映画っ子ですから!」登場後は終始、藤森さん中心にトークが進んでた気がします。
  • この落語会の出演の経緯について「あまり落語できるって自分から言ったりしてないのに出演のお話頂いてびっくりしました、光栄です」というトーンで話していて、あれ、板尾さんの言ってたのとなんか違う?この食い違いはなぜ…?とちょっと思ったw
  • 藤森「僕は番組の企画で三ヶ月間、柳家三三師匠に稽古をつけて頂いて…」板尾「三ヶ月!すごいな!矢部は正月から稽古しはじめたって言ってたでー」藤森「でもブランクがあるんでね…もちろん稽古はしてきましたけど。」かなり緊張の面持ち!トークの最後によしっ!と両手で自分の顔ふぴしゃんと叩いて気合をいれてましたw
藤森さん『幇間腹
  • 「中入りを挟みまして、鈴々舎馬桜師匠の『粗忽長屋』をお聞き頂きます」という案内でトークが終わったので、「ええっ!まさか慎吾くんトリ!なわけないよね!?」と少しオロオロしてしまいましたが、そんなことはなくてホッ…。でも到着してすぐトーク、休憩後すぐに落語、と慌ただしく大変だったと思います。
  • 藤森さんうす紫の着物で登場。「落語家Xの快楽」の時の黄色いコミカルな感じの着物より落ち着いた感じで似あってました
  • 幇間腹』は暇を持て余した若旦那の素人趣味で「鍼」を打たれてしまう太鼓持ちのお話。コミカルなお調子者が若旦那にムチャいわれて嫌がりながらも鍼を打たれて痛がる‥ってなんかピッタリな演目で、これを選んで教えてくれた三三師匠さすがだなーと思います。
  • 導入もうまい。「仕事始めが長野での一日通信指令課長。その後アロハを着てハワイのドラマ『FIVE-0』の宣伝隊長イベント出演。そしてこの落語…情緒不安定です。暖かく見守っていただきたいんですけども…」たしかにキャラの振り幅大きいw
  • 太鼓持ちの説明もさらっと。「僕は普段コンビで漫才なんかやらせて頂いてるんですけども…芸人にもいろんな種類がありまして…」わかりやすいしスッとお話の世界に入っていけるのがすごい!
  • 若旦那に媚を売る幇間のセリフを「正月休みで若旦那に会えなくて寂しかったです〜」と今の時期にあうようにさりげなくアレンジしてたりちょこっと時事ネタ入れてたり。うまい!
  • 藤森さんの落語、私は「落語家Xの快楽」の放送で聞いた以来(昨夏のWONDER CAMPでの落語は見てない)でしたが、その時よりずいぶんこなれてて聴きやすくなってたと思いました。喋り方の間が気持ち良い感じで引き込まれます。
トリで登場した鈴々舎馬桜師匠『粗忽長屋
  • 登場するなり「(落語会)最初から聞いていたんですが、達者なもんだなと…特に今やった藤森くん。三三くんについてたそうで…」褒めてくれたーーー!師匠に褒められましたよーすごい!テンションあがりました。
  • 粗忽長屋」聞き応えがありました。ナンセンスというか不思議というか。自分って何?なんて思ってしまったりして。
ラスト、板尾さん挨拶→出演者呼び込み
  • ラストは、板尾さんから総評ののち出演者全員舞台に再登場。板尾さんからも「たいしたもんでびっくりしました。芸人としての幅が広がるし続けて行ったらいい。」と褒められてました。哀川翔に似ているとのコメントも…確かに似てるw

JOOKEY

よしもとのサイト『JOOKEY』での本人コメントによると馬桜師匠から扇子とハンカチを頂いたそうで!すごーい!

落語をやらして頂くことは僕好きなんです。
昨日でちょうど3回目の高座*1だったんですけども、楽しいですね単純に。
もともと僕、柳屋三三師匠という方に稽古をつけて頂いて。まだ「幇間腹」というおはなしひとつしかまだできないんですけども。
なんか板尾さんの前でやるっていうのは‥非常に緊張しましたね。
すごい緊張してなんにも覚えていないんですけど、板尾さんにすごくお褒めの言葉頂いて、大満足の会でした。
昨日は今まで落語やったなかで一番お客さんも多かったですしね。
で、昨日、落語家の馬桜師匠という方がご覧になってたのですがその師匠から扇子とハンカチをいただきまして‥
機会があれば、今後もまた落語‥チャ落語なんていうね、新しいジャンルを切り開いてやっていけたらいいかななんて思っております。

本当に慎吾くんはいろいろなものを器用にこなすなぁすごいなぁかっこいいなぁ…といつも感心するんですが、おそらくこれも陰の努力があってこそのことですよね。
自分も努力せねば…頑張ろう、と思ったり。またパワーをいただいてしまいました。
機会があればまたぜひ落語も聞いてみたいです。

*1:1回目→WowWow 落語家Xの快楽 2回目→フットンダ寄席