カリカ解散 家城トーク「ふたりの愛コンタクト」(9/24)

カリカが解散してしまった。
最後の「林将軍」ライブ終わりで、鈴木おさむ「考えるラジオ」を聞いて、林さんの芸人としての仕事は終わり。その直後の家城さんトークライブでの内容を残しておきます。
頭も気持ちもまだぐちゃぐちゃなので内容もまとまってなくてすいません。間違ってるところあったら指摘お願いします。本当はこういうの書き残すのもどうなのかわからないけどせめて書いておきたいので書かせて下さい。
「林から家城に解散を告げた、その場」に居合わせたグランジ遠山さんがゲスト。舞台袖にいて途中から呼ばれた作家のゴージャス村上さん、家城さんの3人でカリカ解散について語られました。

8月2日以前

  • 林から「ラジオ終わりで時間取れないか?」と連絡があったのがフジロックの最終日。翌日の8月1日は仙台だったので「メールならできるけど、直接話した方がいい?」と返すと「直接の方が良い」ということだったので8月2日ラジオ終わりに会う事に。
  • 「誰か呼ぶ?」と聞くと「まかせる」という返事。パンチ浜崎かグランジ遠山か‥と迷い、「ラジオ終わりだから遠山よぼうか?」返すと「遠山、ちょうどいい」と返してきた。後から思うと、パンチ浜崎だと暴れるかもしれないし、お互い仲が良い後輩だし「遠山本当にちょうどよかった、っていうのわかるわ」とのこと。
  • 遠山に「俺、居酒屋に呼び出されて林にボコボコにされるかもしれないからそうしたら止めてくれ。9番10番*1を狙ってくれ」と頼み、3人で飲む事に。

8月2日の出来事

  • ラジオ終わりで神保町の白木屋に先に着き、20分くらい家城と遠山で飲んでいたところに悠々と林登場(「いや折れてるからそうしか動けないんだよ」)しばらくニュースの話や家城母の話などした後に「俺辞めようと思う」と切り出した。遠山は突然のことで頭真っ白。薄々感づいてはいた家城。いくつかの選択肢は考えていたがその中で一番解散が可能性が高いと思っていた。
  • なぜわかっていたかというとマネージャーから「林が肋骨を骨折した」という電話があった時、家城はおかしくて仕方なくてケラケラ笑っていた。しかしマネージャーがなぜか電話越しに泣き始める。「どうした?」「いえ‥何でもありません」「僕の口からは何も言えないですけどまだ‥」明らかに何事かあった様子で、うわ、これ解散か‥!?と。家城「うちの相方が家城に直接言いたいだろうからって気を遣ってその時は言わなかったんだけどヘタクソなんだよね(笑)ピュアなのかな。本当にいいマネージャー!」
  • しかし遠山には一切告げずサプライズ感を演出。家城「ショーだから!」遠山、客席に向い「あんたたち(客)どうしてこんな人を好きなんですか!」まったくです(笑)
  • 約束の居酒屋にスーツを着てきた林。他に何か仕事があった訳ではなく「ちゃんとした話をするからスーツを着てきた」遅刻した理由は、骨折しており電車だと大変なのでタクシーに乗ってきたが、神保町に向かう途中靖国神社を通りかかったので、気合いをいれるためにそこでタクシーを降り、お参りすることに。その際に「よし!」と気合いを入れすぎて肋骨が痛くて動けなくなりしばらくうずくまっていたために遅れたとのこと。(「深夜にスーツの男がうずくまっていたって怖いですよね」)
  • 解散を切り出した後、ネクタイをゆるめて「はーやっと言えた」とスッキリ楽になった林に対して家城は「え?解散してどうするの?選挙に出るの?」と聞き、「ちげーよ!」と怒られる。なんでも1年目くらいの頃、『いずれ林は政治家になり、家城は宗教家になり、お互い違う形で日本を動かそう』と訳の分からない夢を語っていたため、「こいつ先に辞めて政治家になるのか?」と思ったそう。
  • 「え?じゃあ結婚するの?彼女いるの?」と聞いたがそれも違う。「え!じゃあもうしばらく東京で彼女作ってから帰った方がいいぜ!千葉の南は結婚が早いからいい女残ってないぞ!結婚できないぞ!アラサーのいい女残ってないぞ!嫁見つけて帰ったらいいぞ!」と言ってまた「今はそんなこと考えらんねーよ!」と怒られる。
  • 解散を切り出されてから20分ばかりそんなことでキャッキャしていると見かねた遠山がテーブルをバーン!と叩いて「止めねーのかよ!」と一喝。それを見てその熱さにまたケラケラ笑う家城。
  • 遠山いわくカリカを好きな芸人はいっぱいいる。自分がここで止めないと、これで居酒屋を出たらこのまま話がどんどん進んで行ってしまう。カリカのことを好きなお客さんは楽しみにしている年に一度の単独ライブも見れなくなる、トークライブもなくなる、それを考えたら言わないと!」という正義感、使命感にかられたという遠山(ここ、聞いててホント嬉しかったですありがとう。他にも客席を「もうかなりの爆撃くらってるんスから!」といたわってくれたりして‥ううう。いい人だ。)泣きながら止めるが、林は全く揺るがない。遠山の肩にポンと手を置いて「遠山、泣いてくれてありがとな」と冷静にAIのような一言。
  • 「スポーツ紙とかで『ふたりで話し合って解散を決めた』って書いてあったけど全然話し合ってなんかいない。一方的に告げられた。相談じゃなくて決定だもん」と言いつつ、解散を告げられてその場で「そうか」と受け入れた家城。
  • 「こんな素敵なコンビがなくなるっていいのか、林さんが力がないって言うけど、僕を始めたくさんの芸人があんたのことを心の底から面白いと思ってる、それなのにその人がテレビの世界でやっていく力が無いって言われたらどうしたらいいんですか」と思いの丈をぶつけるが林の意思はゆるがなかった。相方の家城もカリカはなくなるけども、相方が辛い方向に行くんじゃなくて、幸せな道に行こうとしている事を俺は止める理由は無い」と言っているのを聞いて遠山「そうか、カリカはそういうコンビだ。そういうことなんだ」と理解する。
  • 家城「自分はだらしなくて遅刻も多いし仕事とちったり飛ばしたり、ネタも書けって言われなきゃ書かないしどうしようもないやつだったけど、俺がだがやを誘ってお笑いはじめて、今まで一緒にやってきてくれてありがとう」林「いろいろあったけど貴重な体験ができた、ありがとう」家城は林のことを「だがや」というあだ名で呼んでいた。
  • その後マネージャーも来て4人で飲んで4人で泣いたとのこと。

ゴージャス村上さん

  • 『相方辞めるんだけど!」言いたいけど言えない話せない状態の家城。鈴木おさむさんやマネージャーなど一部の人しか知らない状態が続いていたが、2週間後くらいから林がTwitterでつぶやかないのでニブンノゴ宮地やBコースタケト、ギンナナ金成やデッカチャンなど同期チームには怪しまれていた。
  • 「お世話になった村上さんには直接言いたい」とパンチ浜崎を交え4人で飲む事になったが、ここでもサプライズ感を出すために「妊娠問題」という題名でメール送信。ニヤニヤしながら来た村上さん、さらりと解散を告げられ頭が真っ白。居酒屋を出た後に林、浜崎と別れ村上家城で知り合いのオカマバーに。
  • オカマバーでただただ泣いていた村上、ただただふざけようとする家城、でも、ふと見ると「友達に戻るだけですから」といいつつ家城も泣いていた。あの時なんで泣いていたんですか?と村上に指摘されても「早く女の子のところに行きたかったから!」と言い訳する家城。結局オカマバーで泣く村上を残して「女の子からメール来たから」と帰ってしまう。取り残されて「あんた最低のやつだな!!」と泣きながら叫ぶ村上(笑)

解散、引退について家城が本当に感じていたこと

  • 「何を思ったかというとシンプルに「あー終わるのか」っていうのと「どうしようかな」ということ。事象が起きたってことだからそんなにたくさんのことを考えたわけではない。」
  • 「距離感が違う。本当に申し訳ないのはお客様だったり仲良くしている芸人さん。距離感が難しい。自分の家族が死んだらチョケれるけど、自分の奥さんの家族が死んだらチョケれない。芸人だからこういう時こそチョケなきゃ!ていう性格じゃなく自分はとにかくチョケたい。不謹慎って言い方、最近は多いけどだったら不謹慎でいい、って思う。」
  • 「寂しい気持ちはある。大前提というか当たり前。あるけどそれだけ。寂しいから、やりたいからもっかいやろうとはならない。」
  • 「結局コンビでも親子でも夫婦でも、解散するか死ぬか、なんかしら別れるわけで、その時は絶対、自分の意思とは別のところでくる。もったいないからって死ぬって時も一緒じゃん。あんまり言う事は去る側に失礼だし残る側が言うのも違う」
  • 「もったいないと思うか?もったいないと思いますよ!止めるか?止めませんよ!そういうこと。」
  • 「出会ってやれてよかったなと思う」
  • 「この先5年芸人を続けて幸せになるパーセンテージと旅館をやって幸せになるパーセンテージは両方あるし、それは芸人を続けていては減って行くパーセンテージであって、芸人を続ける事がもったいないという捉え方もあると思う。」
  • 「わかりやすいチャンスもずっともらってて10年以上いたから、もったいないって言ってもらうのはありがたいし幸せだけど、今がチャンスだからそれで止めるって言うのは違う。惜しい惜しいって言ってくれるけどね、賞レースもたくさんあってこの感じだし。ぜんぜん。」
  • 「落ち込まないかって言うと落ち込む事もある。ネタやれなくなるかとか。でもどっかでネタやめるわけでね、全員。」

                                                                                        

一切ぶれてない林

ロンブー亮さんがあまりにも熱く「俺は林をとめる!相方のお前には言っておく。林を止めていいか?」と語ってくれるので
「僕は受け入れているけども、相方がもっかいやるっていうならやりますし、事務所辞めてゼロからでも‥とにかくうちの相方の意見に全てまかせるんで、亮さんの思うように相方にぶつけてください。」と応えた家城。
直接的には止めてないけど、亮さんにそう言ってしまったのでルールとして相方には断っておかなければ‥と
「もしだがやが、もしも心変わりしたら、事務所動いてもらって迷惑かかったりもしてるけど、俺はどっちでもいいからな」とメールをしたところ、「いろいろ心配かけてすいません。今僕はすごく穏やかです」というメールがかえって来た。ぶれてない。

これから

神保町の愛コンタクトは今回を持ちまして終了だそうです。ロフトでのコンビでのカリカトーク本体があるから、神保町でのピンでのトークもやっていましたが・・・とのこと。神保町にもお世話になったけど、ロフトの方が長いのでそちらに帰る、と。ただ今後のロフトでの時間帯などは未定だそうです。
最後、幕が閉まるギリギリのときに家城さんがカリカをありがとうございました」と言って手を振ってくれたのが嬉しかったです。

個人的な感想というか感情

なんだかもう泣きすぎて‥。でも色々聞けて良かった。正直まだスッキリとまではいかないんですが、
世の中どんなに惜しんでも悲しんでも残念がってもどうしようもないことがたくさんあるけどカリカ解散もそのひとつなんだっていうのはわかりました。
取り残された自分はどうすればいいんだろう、このままじゃカリスタンとして成仏できない‥と思っていましたが、今はもうしばらく成仏しなくて良いや。このままずっとカリスタンとして居残ってやる。という気分です。教典の1枚も無いのが悔やまれる‥ベストDVDとか出して下さいよ‥完全予約とかオンデマンドでいいから‥(涙)

林さんは誰にも相談せずに一人で決めちゃって、家城さんはそれを家族の死のように受け入れて、相方の幸せを願っている。ふたりとも幸せでいてくれればそれでいいです。

*1:林が肋骨骨折した箇所