お笑いトークラリー(10/6)

お笑い評論家ラリーさんと、ダイノジ大谷さんによるお笑いトークライブ@新宿ロフトプラスワン


「地下組織での集会」ということで大谷さんが身の危険を顧みずいろいろ攻めてくれましたが、危なそうな話は極力カットでw
とはいえ面白かったのでついガッツリ書いてしまいました。まずそうなところありましたら削除しますのでご指摘ください…。

映画「しんぼる」について

かなり慎重に言葉を選びながら語る大谷さんw よっぽどなんだな吉本の空気…。
大地さんのひとことと、ジュニアさんの映画後のエピソードなど周囲の反応オモシロw
松本さんへの敬意と映画愛にあふれた感想で「しんぼる」見たくなりました。

KOC 2009

第一部、ラリーさんのトーク
  • DTはネタ中は舞台裏にひっこみ、ネタが終わると出てくる。ネタ中はどうしてるのか?と舞台裏を伺ったところ、ベニヤで仕切られた個室の中でモニターを見ているようだった。ネタ中の反応はスタッフにも一切見せない厳戒態勢。自分たちの反応が、審査員たちに影響をを与えるのを極力避ける工夫がされていたらしいです。
  • ベテランと若手の差が顕著だったとのこと。実は芸暦の長いロッチは堂々としていた。番組中のコメントでは「巨乳巨乳言い過ぎたー!」と失敗した的な言い方をしていたが、舞台裏では「巨乳っていっぱい言えたので良かったです」とやりきった感を出していたそうな。優勝を本気で狙ってきたのではなく、ロッチはこういうコンビなんだ、という爪痕を残しに来た、という意味では大成功かと。
審査員芸人のカメラの撮られ方

昨年、芸人席が映されている時にずっと「何点つけようかな〜」と腕組みして考え込んでいる顔をしていた次長課長河本さん。
実際は5秒以内に採点ボタンを押さないといけないため、とっくの昔に点数は入れた後なんだけど、制作側の『審査に悩む芸人たちの絵』を作るのに協力するために顔を作っていた。
大谷「今年は河本さんいなかったのでぜんぶそれパクりました」
大谷「コントの最中もめちゃくちゃ笑うようにしていた。KOCという番組をつくりあげるパーツのひとつになりたかった」そうだったのか!

芸人のコメントについて。

コメントふられたらなんて言おうか10個くらい考えてたけど結局ふられなかった大谷さん。
他の芸人さんたちも準備している人としていない人がはっきり別れたそう。
たしかに物足りないコメントが多かった…。ちょっと残念。
その中でしっかり準備していたのはNON STYLE石田さん。ノンスタはサンドの時にふられるにきまっているから、と「こう来たらこう行くから」みたいなのを井上さんとふたりで相談していたらしい。
臆病な人間はきちんと準備している。石田さんも基本的に臆病なのでちゃんと準備していた、という話が印象的でした。
もう一人すごかったのがサバンナ高橋さん。
ジャルジャルのしりとりコントの後のあのせりふ「八木君がパナキって言ってました」
大谷「あれたぶん、ホントに言ってるわけないですからね!あの反射神経はすごい」
たしかに〜…!あの時八木さん「へ?」みたいな顔してましたもんね。
とっさに相方と自分をおいしくするそのセンスは大変素晴らしい。

M-1 2009予想

大谷「審査基準がどうなのか教えてほしいんですよね!新しいスタイルがいいのか、手数が多いのがいいのか…。それで芸人みんな迷ってるんですから…」といいつついろいろ語ってくれました。

期待できるコンビ

大谷さんからはイシバシハザマ囲碁将棋、平成ノブシコブシなどがあがっていたような。
ラリーさんは漫才新人大賞を受賞したハマカーンを推していました。

NON STYLE

M-1 2009出場するとKOCで言っていたというNON STYLE。「二年連続優勝する方法を教えてください!」と聞いてきたという。
大谷さんは、「NON STYLEM-1出場するなら、仮想的として絶対決勝までは進む」と前回のトークラリーでも言っていましたね。
NON STYLEが仮想敵(全出場者が倒すべき存在)として出るなら、同じくスピード漫才のキングコングは不利。お前らたぶん決勝も進めないぞ!とキングコング西野さんに言ったそうw
NON STYLE、意外と二年連続とっちゃいそうだよね、そういう星の元に生まれついてるのかも、と大谷さんとラリーさん。

オードリー

まだ出場は明言していないオードリー。前回M-1でブレイクしてものすごく人気者になりました。
ただ露出が多くてキャラが浸透しているのでどうだろう、と…。
出ても南海キャンディーズと同じ結果になってしまうんじゃないか、と。(これはかなり同感!)
春日のキャラクターが強烈だよね、という話になり。M-1 2008での春日の「なきゃここに立っていませんよ」のセリフが
大谷「あれは俺は出てこないな〜…。本当に中身までできてるんだろうね。キャラが。また、あの時の目もいいんだ!」
大谷「ワイシャツも高校の時の制服使ってるんだろ?どこまでホントなんだろう。ホントにそんな人間いるのかね。俺ときどきぜんぶ若林がやれって言ってるんじゃないかと思う時ある。若林ならやりかねないなって。」若林氏もちあげられすぎw
春日のコインシャワーシャンプーのエピソードもご存知だったようで、本当なのかな?すごいエピソード持ってるよね、と。かなり喰いついていました。
実際若林がどこまで春日のキャラ付に関与しているかは定かではありませんが、ワイシャツとシャンプーおじさんのエピは売れてない頃から何度も披露されているのでガチだと思います。芸人さんから見てもやっぱすごいんだな〜春日キャラ…。

オリエンタルラジオ

出た!ラリーさんよくぞ話を振ってくれました…。
「う〜ん…難しいな…。」と黙り込む大谷さん。ドキドキ…。
大谷「もしかしたら本気でM-1狙ってきてないのかもしれないなと思う。とにかく何本もネタを作るから。ストイックでよく楽屋でも練習したりネタ作ったりしているけど、M-1は何本もネタを作ればいいってものじゃないから。」ネタじゃなくてスタイルが重要。武器は一本あればいい、それを磨くのが大事なんだ、と。
ああ〜…それは確かにそうなのかも…。
ツッコミが重要だ、という話も今回のトークを通して何回も出てきていたので、慎吾くん、頑張れ頑張れ〜!
ボケに対しても、何個かNGボケ(「このボケない方が面白いのにな〜」というやつ)があると。
ふたりともまだ粗いということか。人間的にはどんどん面白くなっていく二人、とのコメントでした。ぜひ漫才も頑張ってほしい〜〜!まぁまだどうしてもM-1とらなきゃっていう段階ではないですけどね。いろいろ試行錯誤してやってくれればいいと思います。

ナイツ

ヤホーを封印して挑むと記者会見で言ったナイツ。
大谷「うまいよねw ぜったい記事で使われるだろうし」"ヤホー封印"ってキャッチーですもんね。
営業ではあんまりウケてないナイツ。でもきっと何か考えているんだろうな。とのこと。
みんなこの時期になるとM-1に照準をあわせはじめる。爪を隠しているのかも…?

南海キャンディーズ

新ネタをいろいろ作ってるらしい。まだラストじゃないけどM-1ラストの気合で挑むらしい。
た、楽しみ…!!!

笑い飯

大谷「とってほしいですけどねぇ…」
でもノンスタが出るなら、それに対抗できるのはスピードではなく全く違う持ち味を持ったコンビだろう、ということで優勝候補のひとつだと◎つけてました。

その他の話

大阪芸人と東京芸人の違い

なぜか「大阪芸人はキャラのあるスーツを着用してはならない」というルールがあるらしい。
なのでモンエン笑い飯も、ごく普通のスーツを着ている。ちょっとキャラのあるスーツを着るといじめられるらしい。
大谷「だからノンスタの石田とか結構いじめられてたらしい。」なんだそれー^^; でも結果、あれでキャラついて知名度もあがったんだからオーライですね。衣装ってやっぱ覚えるのに重要ですからねー。
(レッカペSPで知名度ワースト1を取ってしまったマシンガンズも、キャラ付けのために特徴のあるスーツを着ればいい…U字工事みたいに。それで小道具でマシンガンを持てばいい、とw)

はんにゃ

地方に行けば行くほど、おばちゃんたちには好青年が受ける。
大谷「俺も気をつけよう…」大谷さんまさかの好青年にキャラ変更!?…遅いと思います(^-^;)もうそのままでいいと思うw

ライセンス

大谷「ライセンスはほんとすごいよ。よしもとはよくぞあんな金のなる木を育てたと思う。このひと夏でツアーで売り上げたグッズの額とかすごいもん。額を見た時、俺一生かかってもあんだけの金額稼げないんじゃないかと思ってびっくりした。」
普通は若い時には若い10代〜20代のファンがつく。芸人が年を取ると、ファンもそのまま
年をとったり、卒業していったりする。
でもライセンスは今も若いファンがつき続けている。何か女子中高生とかをひきつけるフェロモンみたいなのがあるんだろうね!と。
なるほどね〜…な見方でした。ライセンスってそんなにすごいんだ。
あと社内の位置づけみたいなのが感じられて面白いwやっぱ稼ぐ人はそれなりの見られ方するんだな、と。
私も好きな芸人さんの単独とか行ったら極力グッズ買うようにしようと思いましたw(人はそれをお布施と呼ぶ)


他にもあったかな…。とにかく充実したトークでした。面白かったです。