オリラジのM-1 2010 不出場について

先週の日曜日で2回戦が終了し、3回戦出場メンバー341組が確定しました。今週金曜日から3回戦!
http://m-1gp.laff.jp/blog/2010/11/post-ac0d.html
ラストイヤー卒業コンビを除くと、昨年のシード組で出場辞退は南海キャンディーズオリエンタルラジオの2組。


南キャンはともかくオリラジは当然出るものと思っていたので、2回戦の日程に名前がなかった時はもの凄く動揺しましたが、なんとなくそっかぁ、という気もしてたりして。
昨年のツアーDVD「我」の特典映像でのブラマヨとの対談でネタ作りの方法を変えて挑んだ今年の単独「VS」私はとても感動したのだけど、自分たちの漫才のスタイルを変えるというのはとても大変なことで、すぐに結果が出るもんじゃないんだろうなと思います。
オードリーのズレ漫才だって完成までに相当な年月を要したわけで。かなり勇気のいる大変なことだしすごいと思う。

単独でやったネタはLIVE STAND東京や直後に劇場で数回披露されただけで、今はやってないようです。
代わって8月末くらいからやるようになった新ネタ「テレビ」はあっちゃんの芝居かかった演技と動きが特長的な「中田総理」系のネタ。面白いし評判がいいw
ただ単独のネタもあれはあれでとても好きだしああいう方向のものもやっていって欲しいんだけどなー…
いろいろ考えた結果、M-1で戦う武器として完成させるのに時間がかかる、ってことなのかなと。
「テレビ」で出ればいいじゃない!そこそこいけるんじゃない?とも思ってたのですが、準々決勝が追加されるなどM-1もちょっと様子が変わってるし昨年より良い結果になるとは言い切れない。だったら拙速になるより一年待ってじっくり作りましょう、となったのかなと。

無限大では特に言及されなかったけど、彼らが良いと判断したタイミングで説明してくれるかもしれないし、しないかもしれないし。
(なんとなく、こういうのはオンラインや無限大で話すようなことでもない気もするからなぁ…。Blogとかかな?)
自分としては別にこのまま来年のM-1予選の時に「今年は挑戦します!」というのでも全然構わない。(南キャンはそうでしたね)


賞レースに出る出ないは各芸人さんのキャリアパスや戦略に密接に関わってくる部分なので当人達が考えて決めればそれでいいと思ってます。出た方がいいと思えば出るだろうしそうでないなら出ないでしょう。そこは自分たちのことなんだから自分たちが一番考えてるに決まってる。なのでファンとはいえ外野が口出す問題でもないというか、頭いい人たちなんだし不出場もちゃんと考えた結果決めたことだよ。任せようよ、と、そのへんは彼らのことを信用してる感じ。
なので「納得がいかない!とにかく説明しろ!」という気持ちは特にないです。


出た方がいいのか出ない方がいいのか、すっごく個人的な感情として自分がどう思っているかというと…。
んー…まぁ残念な気持ちもあるけど、冷静に考えるとどっちでもいい(というと語弊があるけど)というかそれもありかなと…。
昨年の敗者復活で「オリラジの漫才は面白い」と結構評判になってたようで、彼らのM-1ファイター、漫才師としてのイメージはかなりできてきてるような気がします。そこに今年、不十分な(でもないと思うけど、彼らにとって100%ではない)状態で挑んで「なーんだ」となるよりは、一年待って「やっぱすげえ!」と思わせる方がいいのかなーという気もするし。
そもそもM-1ってどうしても出なきゃいけない至高の大会ってわけではないです。出ればそりゃ得るものはあるだろうけど、それだけに賭けるわけにもいかないし。現時点のオリラジが何をおいてもどうしても出なきゃいけない大会かっていうとそういうわけでもないんですよね。
でも出るからには結果は出してほしいし、それが難しそうなら出ないのもありではないかと。
ラストイヤーと言う訳でもないしまだ焦るような時期じゃないです。


来年以降、オリラジはきっと完成度高めたネタでまた再び挑んでくれるだろうと期待しています。