珍しくNON STYLEについて

土曜の浅草演芸祭を見て、日曜の行列見て、自分の中でNON STYLEがだいぶあがってきた感じ(面白いけど特に好きと言うわけでは…→あれ、割と好き、かも…?)なのでちょこっと書いておく。(初…ですかね)
行列は相変わらずM-1チャンピオンなのに売れてないイジリ、トークが残念イジリをされてましたが、石田さんがちょっと周囲に噛み付く←井上さんが突っ込む、という役割分担が以前よりうまくできていたんじゃないかなーと。うん、いいと思うその形…。昨年よりだいぶ好きになりましたNON STYLE

少年タカトシライブとかの時は、自由奔放にイキる井上さんを苦笑しつつ止めない石田さん、という構図でなんか観客としては仕事しろよ!相方止めろよ!イラッ☆という気持ちを抑えられなかったのですが、今は片方が暴走すると片方が観客の気持ちに寄り添う形でちゃんとフォローするので、ちゃんと笑える。

思えばライブ会場に行けばいつも凄まじい圧倒的なNON STYLE人気。確かに漫才は面白い。でもイマイチそこまで魅力がわからなかった私。LIVE STANDでも漫才中の井上さんのイキリに隣にいたノンスタファンがあげるキャー!の悲鳴に「こ、これがキャーなのか…?」と思った次の瞬間、その女の子が「ヤダー!キモイ!」と嬉しそうに震え上がっている…。え、好きなの?嫌いなの?どっち?
キモイの?カワイイの?何なの?男前なの?ブサイクなの?ノ、ノンスタファンの愛し方よくわからねぇ…!…と思ってたんですが遅ればせながらなんだかその複雑な愛し方がようやくちょこっと理解できるようになってきたような。

ドリームマッチのTKO木下さんと井上さんのコント、ネタの原型はTKO単独で見たことあったんですがアレより面白かった。木下さんに寄りかかられて喚いてるチビな井上さんは一瞬可愛く見えてしまって、あ、あれ…私目がおかしくなったのかな…みたいな。

浅草演芸祭のNON STYLEの漫才は、素敵にイキリを炸裂させる井上さんに会場からナチュラルに悲鳴が漏れていたw クサイセリフとポーズであれだけマイナスのキャーを起こさせるのはスゴイ。(一瞬あまりの会場の悲鳴の大きさに素で笑ってしまった井上さんw普通なら心折れるところだ)
そのイキリに嘔吐を催したりガラガラとシャッターを下ろしたり、全力で劣す石田さんw ボケでもツッコミでも笑わせるし、動きでも、言葉の例えのうまさでも笑わせる、全方位隙なしと思える本当に面白い漫才だった。

二年続けてM-1で輝かしい成績を残したふたり、今年の目標はなんなんでしょうね。
cherry-bon-bonさんの日記で、最終型として「NGKでトリを任せられる」「なんばグランド花月で、誰からも信頼されたまま…マイクスタンドまで走りたい」と語ってたというのがありましたが、うん、それは確実になれるんじゃないかな…と思う。
漫才は今までにも増して面白くなってきました。キャラもついてきた。役割分担もスムーズになってきた。方針と作戦がはまれば、これからはトークもいけるんでないかい…?
ちょっと期待。