2011カリカ ラスト単独『オリコント』について
下記は昨年、単独終了後に書いた記事です。
まだカリカ解散してない頃。
書きすぎて長すぎてまとまらなくてずっと下書きのままにしてたんだけど、このままずっとそのままにしておくのも残念に思えてきたのでこれから何回かにわけてUPします。
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カリカの単独には毎回度肝を抜かれるんですが今回もすごかった。
(レポがまとまらなくて途方に暮れるほど。)
カリカ単独は、一般的な「お笑い単独ライブ」のイメージとは違い、単なるネタの披露ではなく、いくつかのコントがあわさってひとつの物語として構成されています。また、出演者もカリカの二人だけではなく、後輩芸人やおなじみの仲間で独自の世界を創りあげるのが特徴です。
今年のタイトル「オリコント」は約一年前から発表されており、家城さんが考える「オリ」の物語とはどのようなものか?ずっとわくわくして楽しみにしていました。
しかしいざ始まってみると、オリコントはなんとわずか数分で終了。
「オリコントよりもっとやりたいものができた。内容を根こそぎ変えたい」という家城さん。
一体どういうことなのか‥?
新たに登場したコントの名前は「日本にっぽんコント」
ずっと考え続けた「オリコント」の内容を根こそぎ変えてしまう*1ほどの出来事とはなんだったのか?それは日本中を変えてしまった3月11日の東北大震災。
あの日の出来事を受けて家城さんが日本について考えたこと、伝えたいことがギュウギュウに詰まったコントでした。
まだ記憶に生々しい現在進行形の「震災」*2というネタを「お笑い」の場に持ってくることはとてもチャレンジングなこと。でも今やらなきゃいけない、今、自分たちがやるべきこと伝えるべきことはそれだ、と家城さんは思った。ということなのだと思う。
最初は戸惑ったけど、自分の中で考え消化しているうちに充分伝わったし、今年の単独も大好きでした。
全三回公演見て、おまけ公演とも言える「カリカMEETS山崎樹範」も見て、全然飽きなかったし一つ一つのコントが好きだし、終わるのが本当に惜しいと思ったしずっと忘れたくない。毎年の記憶の宝物です。
大事な贈り物、今年もたしかに受け取りました。
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(いやー‥まさかこの頃はこれがカリカ最後の単独だなんて思ってもみなかったね!)
あと何回か更新します。